SBK第9戦アメリカ 決勝レース2
2019/07/15
SBK(スーパーバイク世界選手権)第9戦アメリカラウンドは、アメリカのラグナ・セカ(ウェザーテック・レースウェイ)でスーパーポールレースと決勝レース2を行なった。
レース2のスターティンググリッドを決めるスーパーポールレースでは、スタート直後の2コーナーでアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が前を走るトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)にラインをふさがれ、行き場をなくして接触し、転倒リタイアに終わる。直後の8コーナーではアレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)とJ.D.ビーチ(ヤマハ)が転倒したため、レースは赤旗中断。バウティスタはメディカルセンターに運ばれたため、再開されたレースには出走できなかった。
スーパーポールレースではジョナサン・レイ(カワサキ)が独走で優勝し、レース2のポールポジションを獲得。2位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、3位にトム・サイクス(BMW)が続き、フロントロウを獲得。清成 龍一(ホンダ)は15位に入賞し、レース2を15番グリッドからスタートすることになった。
レース2は気温15度、路面温度29度のドライコンディションで争われ、デイビスがスタートから飛び出し、レイとトップ争いを展開する。25周のレースの中盤となる10周目前後から、デイビスは2番手のレイに約1秒のリードを取ると、その差を広げて行き独走。今シーズン初優勝を達成した。
レイは単独2番手をキープしたまま2位に入賞。3位にラズガットリオグルが入賞した。
最後まで接戦となった4番手争いを制して4位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)、5位にトム・サイクス(BMW)が入賞。単独6位にレオン・ハスラム(カワサキ)が続き、7位にロリス・バズ(ヤマハ)、8位にジョルディ・トーレス(カワサキ)、9位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)、10位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)の順で入賞した。
レアンドロ・メルカド(カワサキ)が11位、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)が12位、マーカス・ライターバーガー(BMW)が13位、サンドロ・コルテセ(ヤマハ)が14位に続き、清成 龍一(ホンダ)は15位に入賞。
スーパーポールレースで転倒したJ.D.ビーチ(ヤマハ)は16位、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)は17位で完走。
マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)は9番手走行中の4周目にマシントラブルが発生しリタイア。スーパーポールレースで転倒し、左肩を負傷したバウティスタはメディカルチェックをパスしてレース2に出走したが、左肩の痛みを訴え、1周を回ってピットに戻りリタイアとなった。バウティスタは骨折はないものの、左肩のじん帯を痛めており、スペインに戻って精密検査を受ける予定。
チャンピオンシップ争いではレイがポイントリーダーの座をキープ。バウティスタは3レースノーポイントに終わり、ランキング2位をキープしているものの、レイとのポイント差は81ポイントに拡大した。
SBKはこれで前半戦を終了。約2カ月のサマーブレイクを挟んで、後半戦は9月8日のポルトガルラウンドから再開となる。
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