SBK(スーパーバイク世界選手権)第第2戦タイラウンドは、タイのチャーンインターナショナルサーキットで2日目の予選を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)が1分33秒382でポールポジションを獲得した。
2日目午前中のフリー走行3回目はウエットコンディションとなった。このため、スーパーポール進出者は初日の総合結果で決まることになり、3回のフリー走行総合上位10名がスーパーポール2に進出。総合11番手以下の10人のライダーによって争われるスーパーポール1でトップに立ったのはレアンドロ・メルカド(バーニレーシングチーム)。マイケル・バン・デン・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が2番手で続き、この2名を加えた12名のライダーによってスーパーポール2が争われた。
スーパーポール2は雲り空で湿度が高い条件の下、ドライコンディションで争われ、レイのリードで始まった。開始10分すぎにトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)がトップに立つが、その直後にレオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)がトップを奪還。セッション終盤には激しいタイムアタックが展開され、ハスラムが2周連続でファステストラップを更新したが、レイが終了間際に1分33秒382を記録してハスラムを逆転。開幕戦オーストラリアに続いて、2戦連続となるポールポジションを獲得した。
ハスラムが1分33秒393で2番手に続き、開幕戦に続いてフロントロウを獲得。フリー走行総合トップでスーパーポール2に進出したアレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)が1分33秒738で3番手に続いた。4番手に1分33秒841でサイクスが続き、イギリス人ライダーがトップ4を独占。
SBK1年目のジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)が1分34秒080で5番手に続き、6番手に1分34秒084でチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)。負傷欠場中のダビデ・ジュリアーノの代役として今レースにも参戦するトロイ・ベイリス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)、は久しぶりのスーパーポール進出ながら1分34秒334で7番手につけた。
スーパーポール1から勝ち上がったバン・デン・マークが1分34秒514で8番手に浮上。チームメイトのシルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)、は1分34秒562で9番手となった。
10番手に1分34秒674でスーパーポール1トップのメルカドが続き、ダビド・サロム(チームペデルチーニ)は1分34秒961で11番手、マッテオ・バイオッコ(アルテアレーシング)は1分35秒024で12番手の順となった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ケナン・ソフォグル(カワサキ・プセッティ・レーシング)が1分37秒345でポールポジションを獲得。ジュール・クルゼール(MVアグスタ・レパルトコルセ)が1分37秒550で2番手が続き、初日総合トップのカイル・スミス(パタ・ホンダ・ワールドスーパースポーツ)はセッション終盤の残り6分で転倒を喫したが、1分37秒776で3番手となった。