全日本RR第3戦SUGO ST600優勝会見
2019/05/26
左から岡本裕生、小山知良、南本宗一郎
●優勝・小山知良(日本郵便 HondaDream TP)
「タイヤがきつくなってからのコントロールには自信があるので、一時は路面温度が58度くらいまで上がっていたから、よし、60度までもう少し! と思っていたら、グリッドでは49度くらいまで下がってきていました。朝のウオームアップ走行でもサイティングラップでもセッティングをチェックして、グリッドで7か6かで悩んでいたところを大好きな『7』に決めたことが当たりましたね。レースは長尾選手がいいペースで、ついて行くだけでいっぱいいっぱいでした。最後は岡本選手とのバトルになりましたが、たまたまうまくいきました。今回は車体もうまくまとめられて、タイヤもうまく使いきることができました。SUGOは自分にとっての鬼門だったから、ここで優勝できて大きな自信になったし、チャンピオンにも近づいたと思います」
●2位・岡本裕生(51ガレージ ニトロレーシング)
「悔しいのひと言しかありません。でも、決勝ではすべてを出し切れたから、これからさらに成長していきたいなと思います。今回は事前テストから調子がよくありませんでした。今年から新型タイヤになって、周りはみんなタイムが詰まっている中で、自分はうまく対応できていませんでした。でもSUGOは得意なコースだし、アベレージタイムはよかったから、決勝は問題ないと思っていました。最後は正直、勝ったかなと思ったけど、負けてしまいました。6月はイタリアのイモラでテストがあったり、筑波の事前テストもあって、ハードなスケジュールですが、体力には自信があるので、そこを武器に調子を上げていきたいです」
●3位・南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)
「もてぎで3位に入って初めて表彰台を獲得でき、今回も3位。今は正直、ホッとしています。でも悔しいですね。最後までトップグループにいられて、何とか仕掛けたいなと思ったけど、周囲はペースが上がる中で、自分はペースアップすることができませんでした。最後は3位に上がりましたが、長尾選手に速攻で抜き返されて、シケインの立ち上がりでは負けたかなとも思いました。でもチームがしっかりバイクを仕上げてくれていたから、そこを信じて、できる限り伏せてチェッカーを受けました。トップ2台は速くて強いですが、岡本選手は同い年だし、負けていられません。次は何としても勝ちたいです」
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