SBK第1戦オーストラリア 2日目
2019/02/23
SBK(スーパーバイク世界選手権)第1戦オーストラリアラウンドは、オーストラリアのフィリップアイランドで2日目のスーパーポールと決勝レース1を行なった。
スーパーポールでポールポジションを獲得したのはジョナサン・レイ(カワサキ)。2番手にレオン・ハスラム(カワサキ)が続き、カワサキがワンツー。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が3番手に続いた。
レース1は気温21度、路面温度41度のドライコンディションで争われ、レイが好スタートを決め、バウティスタが2番手で続き、バウティスタは1周目にレイを交わしてトップに浮上。2周目には2番手のレイに1秒2のリードを取ると、3周目にはファステストラップとなる1分30秒884を記録してリードを広げ、レース中盤にはその差を約9秒に広げると、最終的に2位に14秒983の大差をつけて、独走でSBKデビューウインを飾った。SBKでのデビューウインは2007年のマックス・ビアッジ以来。スペイン人ライダーの優勝は2015年のカタールラウンドレース1のジョルディ・トーレス以来となる。
バウティスタが逃げた後、2番手以下は接戦の展開となり、中盤までレイとハスラムが激しい接戦を繰り広げる。ところが13周目の4コーナーで2番手につけていたハスラムが転倒。再スタートは切れたものの大きく後退する。これでレイが2番手に浮上。アレックス・ロウズ(ヤマハ)、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)、トム・サイクス(BMW)が僅差で続き、接戦を繰り広げる。
レイは2番手争いの接戦をリード。レース終盤には後続を振り切って単独2番手となり、そのまま2位でチェッカーを受けた。3番手争いは、ラズガットリオグルとサイクスが遅れ、マルコ・メランドリ(ヤマハ)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がロウズに追いつき、3台のヤマハでのバトルとなる。最後はメランドリとロウズの一騎打ちとなり、メランドリが3位表彰台を獲得、インディペンデントライダーのトップとなった。ロウズが僅差の4位、ファン・デル・マークは最後は遅れて単独5位でチェッカーを受けた。
6位にラズガットリオグル、7位にサイクスが入賞。ルーキーのサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が8位、9位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)、10位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)の順で続いた。
ジョルディ・トーレス(カワサキ)が11位、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)が12位、マーカス・ライターバーガー(BMW)が13位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)が14位、レオン・ハスラム(カワサキ)は15位に入賞。
清成 龍一(ホンダ)は予選17番手からスタート、16位でチェッカーを受けた。レオン・キャミア(ホンダ)予選10番手からスタートしたが、9番手走行中の9周目の2コーナーで転倒。再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)は予選スーパーポールを行ない、フェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が1分32秒604でポールポジションを獲得。2番手に1分32秒683でランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)、3番手に1分33秒143でジュール・クルゼール(ヤマハ)が続いた。大久保 光(カワサキ)は1分33秒756で8番手から決勝に臨む。
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