山口辰也がイギリス選手権にスポット参戦
2019/01/21
Team ILRを率いるイアン・ロッカー氏と山口辰也
全日本最高峰クラスで走り続けてきた山口辰也がブリティッシュスーパースポーツにスポット参戦することを発表した。マシンはヤマハYZF-R6。開幕戦シルバーストーン(4月21日決勝)、第2戦オールトンパーク(5月6日決勝)の序盤2戦にエントリー。チームはTeam ILR。
山口は1997年に全日本デビュー。2002年には初代JSB1000チャンピオンに輝き、その後も全日本最高峰クラスの上位で戦ってきた。2016年には、キット車で全日本岡山ラウンドでは雨のレースを制し、この年〝中須賀克行から唯一勝利を奪ったライダー〟になった。
一方、イギリス選手権は加賀山就臣が日本人として初めて参戦。その後、清成龍一、芳賀紀行も参戦。清成はチャンピオンを3回獲得するなど、日本人ライダーの実力を見せつけた。
山口は加賀山や清成が戦ったスーパーバイククラスではなく、スーパースポーツクラス。それでもイギリス選手権は国内選手権として独自の進化を遂げており、高いレベルで知られている。
Moto2にもスポット参戦して豊富な経験を持つ山口。「何年も前からイギリスを走るお話をさせていただいていましたが、いよいよ実現することができてうれしく思います。BSBはレベルも高く、自分のスキルアップには、もってこいのステージ。今回のチャレンジをもとに、若いライダーにもイギリスに参戦できる流れを作ることも目的の一つにしています。いろいろなことを吸収し、自身のチームの活動に活かして行きたいと思っています」とコメントしている。
また、国内では福岡にあるモトファイン23とteam t2yがタッグを組み、オリジナルマフラーの実戦開発を兼ねてJP250クラスへの参戦も併せて発表された。
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