MotoGP第16戦日本GP MotoGP決勝
2018/10/21
MotoGP第16戦日本GP、MotoGPクラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝。2018年シーズンのチャンピオンを獲得した。
MotoGPクラスの決勝レースは好天に恵まれ、気温23度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートしたアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がトップに立ち、好スタートを決めたマルケスは2コーナー立ち上がりの時点で3番手につけると、9コーナーで2番手に浮上する。ジャック・ミラー(ドゥカティ)が3番手、カル・クロッチロウ(ホンダ)が4番手、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が5番手に続き、序盤にアレックス・リンス(スズキ)とアンドレア・イアンノーネ(スズキ)もトップ集団に追いつき、5周目の段階でトップ集団は7人となる。
5周目にクロッチロウがマルケスを交わして2番手に浮上するが、7周目にマルケスがクロッチロウの前に出て2番手に復帰。この時点でロッシが4番手につけていたが、徐々に遅れ、レース中盤にはドビジオーゾ、マルケス、クロッチロウの3人のトップ争いとなる。
15周目の9コーナーでマルケスがドビジオーゾを交わしてトップに浮上するが、続くヘアピンの10コーナー立ち上がりでラインを外し、バックストレートエンドでドビジオーゾがトップを奪い返す。終盤に入ると、クロッチロウがトップの二人から遅れ始め、トップ争いはドビジオーゾとマルケスの一騎打ちとなる。
24周目のレースの18周目にドビジオーゾがファステストを更新するが、マルケスも自己ベストを更新して離されない。続く、19周目には二人が相次いでファステストラップを更新。21周目の9コーナーでマルケスがトップに立ち、終盤を迎える。
そして、残り2周となった23周目のヘアピンコーナー進入でドビジオーゾがまさかのスリップダウン。マルケスはそのままトップでチェッカーを受け、MotoGPクラスで5回目、グランプリ通算7回目となるチャンピオンを獲得した。
2番手争いはクロッチロウとリンスの接戦となったが、クロッチロウが2位でゴール。ホンダはホームレースで今シーズン初のワンツーフィニッシュを達成した。リンスはクロッチロウに勝負をしかけることができなかったが、スズキのホームレースで3位表彰台を獲得。
4位にロッシ、中盤以降、追い上げたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)5位に続き、6位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)が入賞。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は序盤は10番手前後を走っていたが、中盤以降ポジションを挽回、7位に入賞した。
8位にダニ・ペドロサ(ホンダ)、9位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ルーキートップとなる10位にハフィス・シャリン(ヤマハ)が入賞、11位にフランコ・モルビデリ(ホンダ)、12位にブラドリー・スミス(KTM)、13位にポル・エスパルガロ(KTM)が入賞した。
ワイルドカード参戦の中須賀 克行(ヤマハ)とMotoGP初ホームレースの中上 貴晶(ホンダ)は序盤からポジションを争い、中須賀が14位、中上が15位に入賞。
16位にハビエル・シメオン(ドゥカティ)、17位にジョルディ・トーレス(ドゥカティ)の順で続き、ドビジオーゾは再スタートして18位でチェッカーを受けた。以下、19位にスコット・レディング(アプリリア)、20位にトーマス・ルティ(ホンダ)、21位にシルバン・ギュントーリ(スズキ)の順。
イアンノーネは4番手走行中の15周目のヘアピンで転倒リタイア。カレル・アブラハム(ドゥカティ)は11周目の5コーナーで転倒、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイア。ミラーはは7番手走行中の11周目の9コーナーで転倒リタイア。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は4周を回ってピットに戻りリタイアとなった。
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