日浦大治朗
昨年、高橋裕紀と共に全日本に復帰したモリワキが、今年は2台体制で王座を防衛すると発表した。
2010年の世界グランプリで初代Moto2チャンピオンの座を獲得したモリワキ。しかし現在は世界戦から撤退。世界の王座を奪還するために、昨年、高橋裕紀と全日本J-GP2クラスに参戦開始。圧倒的な強さを見せてタイトルを獲得した。しかし、モリワキと高橋が掲げた『全戦全勝』は達成できなかった。今年はさらにレベルアップしたマシン造りをめざし、2台体制となった。
二人目のライダーとして指名されたのは日浦大治朗。レッドブルMotoGPルーキーズカップでも活躍した若手有望ライダーの投入だ。マシンはサスペンションをKYBに変更。KYBと共同で開発に臨む。
総監督にモリワキエンジニアリング代表取締役の森脇護氏。マネージメントを取り仕切るのは取締役の森脇緑氏。
日浦は「昨年度のJ-GP2チャンピオンチームに移籍することが決まり、まずは率直な嬉しさと緊張感がある。高橋裕紀選手という大先輩から学べることも多いと思う。マシンも世界レベルで実績がある。昨年まで乗っていたST600クラスのCBR600RRとエンジンは同じだけれど、ライディングは大きく修正する必要があると思う。2月末に予定されているテストでマシンを楽しみたい」とコメントを発表した。