MotoGP代表団がローマ教皇と面会
2018/09/05
サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを控えた9月5日、MotoGPの代表団がバチカン市国を訪問、ローマ教皇と初めて面会した。
MotoGPのパドックを代表したのは、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)会長のヴィト・イポリト、ドルナスポーツの最高経営責任者のカルメロ・エスペレータ、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ、アンドレア・イアンノーネ、ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラー、故マルコ・シモンチェリの父親パオロ・シモンチェリ。これにMotoGP代表団のバチカン訪問を調整したイタリア連盟会長のジョヴァンニ・コピオーリ、イタリア五輪委員会会長のジョヴァンニ・マラゴが加わり、イタリアのローマ市内にあるカトリック教会の総本山である世界最小の国家、バチカン市国を訪問。第266代ローマ教皇フランシスコに謁見した。
ローマ教皇フランシスコは、代表団を前に、「規則を尊重するスポーツ活動は、特に将来の世代のために有効な教育手段です。スポーツは友情といった人間関係を呼び起こし、犠牲の精神を刺激します。この世界には情熱が必要です。情熱を持って生きます。前進することが重要であり、人生のチャンピオンにならなければいけません」と、メッセージを送った。
スーツ姿で臨んだライダーたちはやや緊張した面持ちだったが、それぞれ、自分のヘルメットを教皇にプレゼント。面会を終えて、ローマ教皇フランシスコに会った感想を次のように語った。
「フランシスコに会い、言葉を交わすことは、ボクたちにとって非常に特別で唯一の機会だった。ボクたちは究極のスポーツに取り組み、大きな危険を背負っているから、常に良い感じでいることが大切。今回のイベントは特別。ここに来られたことを幸せに思う」(ダニ・ペドロサ)
「異なるスーツを着用した素晴らしい体験だった。人生において、もし、フランシスコに会う機会があれば、それはよいことだと思う。とても素晴らしい話しだった。彼と会えただけでなく、会話をすることができた。ここに来られたことは喜び。理解とモチベーションに関して、素晴らしいことだと伝えてくれ、人生において情熱を持つことが必要であり、もし、情熱に従えば、多くのことを達成できると教えられた」(マルク・マルケス)
「本当に信じられな1日となった。初めてフランシスコに会えたことは喜び。この体験を得られ、ボクは本当に幸運な人だと感じる。今日からより多くの幸運が得られることを期待しよう! 冗談は置いといて、ボクはとても幸運だと感している。この機会を提供してくれたMotoGPに感謝したい。今日という日を残りの人生のために記憶に残そう。本当に素晴らしい体験となった」(アンドレア・イアンノーネ)
「何度もローマを訪れたことがあるけど、一度もフランシスコに面会する機会はなかった。とても感動的。素晴らしい人。とても優しい言葉をボクたちにかけてくれた。情熱と人生のチャンピオンになることに関して、特別なことを話してくれた。これらの言葉を決して忘れないだろう。バチカンに来られたことを大変嬉しく思う」(ダニロ・ペトルッチ)
「人生において唯一の機会となった。初めてバチカンを訪れ、フランシスコに会えたことは、息子たちに語ることができるだろう。非現実的な機会で、幾つかの会話を交わせたことはよかった。ヘルメットを被ろうとするジョークがあったけど、本当に被って、周回しているところを見てみたい。今年は2月にタイの首相と面会する機会があり、今日は...オーストラリアの外交官になったような感じ。帰国して、首都のキャンベラに報告しなければいけないだろう!」(ジャック・ミラー)
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