全日本RR第7戦九州のJ-GP2クラスは岩戸亮介(Team髙武 RSC)が優勝した。
好天に恵まれた決勝日。好スタートを切ってオープニングラップからトップ独走体制を築いたのは岩戸。関口太郎(SOX Team TARO PLUSONE)と名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.)が2位争いを開始。作本輝介(Team髙武 RSC)が単独4番手の様相。
5周目。関口がペースアップして岩戸との差を詰め、名越との差を広げる。これで岩戸、関口、名越、作本と4台がそれぞれ1秒ほどの間隔を開けて周回を開始。
関口はじりじりと岩戸に迫り、名越はじわじわと離されて作本に迫られる。これでトップ争いと表彰台争いの二つに分かれた。
8周目。作本が名越を捕らえて3番手浮上。名越を従えたまま猛然とトップ2台を追い、再びトップ争いは4台に。
9周目。関口がトップ浮上。同時にトップ集団に追いついた作本が岩戸を捕らえて2番手に浮上すると、そのままの勢いで関口をもとらえて一気にトップに躍り出る。岩戸は関口を捕らえて2番手に挽回。チーム髙武がワンツー走行を開始する。
11周目。関口と岩戸が順位を入れ替えながらの激しい2位争いを展開。その間に逃げたい作本だが、関口、岩戸、名越はバトルを展開しながらしっかりとついていく。
13周目。名越がラインを外し、関口のリズムも崩し、チーム髙武2台に離されそうになる。しかし名越も関口もしっかりと立て直して4台のままレース終盤へ。
ラスト4周。名越が岩戸を捕らえてチーム髙武のワンツー体制を崩す。名越はさらに作本も捕らえるとトップ浮上。
ラスト2周。作本が首位奪回。最終ラップの1コーナーで名越が逆転。第2ヘアピンで今度は岩戸が前に出る。岩戸はそのまま名越を抑えてポールtoウイン。名越は0.048秒差の2位。作本は3位表彰台に甘んじた。