Kawasaki Team GREENが暫定ポールポジション!
鈴鹿8耐第41回大会の公式予選はKawasaki Team GREENが暫定ポールポジションを獲得した。
ブルー、イエロー、レッドの腕章ごとに各20分ずつ2回のタイムアタック。チームごとにそれぞれのライダーのベストタイムの平均で争われる計時予選。上位10チームは明日のトップ10トライアルに駒を進めることができ、11位以下はグリッド決定となる。
台風接近のニュースが流れるものの、晴天の中で予選がスタート。〝ライダーブルー〟の予選1回目はセッションスタート5分ほどでチーム阪神ライディングスクールの柳川明が転倒。赤旗中断となってしまう。すぐに再開されたセッション。Red Bull Honda with 日本郵便の高橋巧が真っ先に2分6秒台をマーク。残り5分を切ってYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行も2分6秒台を記録するも、リーダーボードのトップは高橋巧のまま。そのままチェッカーとなった。トップ高橋と2番手中須賀の差は0.079秒だった。
続いて〝ライダーイエロー〟のタイムアタック。YAMAHA FACTORY RACING TEAMのアレックス・ロウズが2分6秒620と、ライダーブルー、イエロー含めてここまでのトップタイムをマーク。セッション中盤にHonda Suzuka Racing Team亀井雄大の転倒で赤旗中断。Red Bull Honda with 日本郵便の中上貴晶はタイムアタック中だったものの、タイム抹消となってしまう。セッション再開。残り6分でKawasaki Team GREENのジョナサン・レイが2分6秒371と、この日初の2分6秒台前半をマーク。そしてセッション残り5分で再びヘアピンで転倒車があり赤旗中断。再開後に2分6秒台をマークする者はなかった。
〝ライダーレッド〟は二人体制チームは出走しないために多少、走行台数が減る。ここでもセッション中盤に赤旗中断と大荒れの予選。ここでのトップタイムはMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaのランディ・ド・ピュニエの2分7秒219だった。
赤旗続きでスケジュールが30分以上遅れて2回目のアタックが開始。〝ライダーブルー〟では中須賀が2分6秒263と、ここまでのセッションでのベストタイムを上回る。一方の高橋巧は2分7秒509どまりで自身の1回目のタイム更新ならず。
続く〝ライダーイエロー〟はセッション開始早々に転倒車がありすぐに赤旗中断になってしまう。セクション再開後、レイが2分5秒168というスーパーラップをたたき出した。
最後のセッション〝ライダーレッド〟の2回目のアタック。Kawasaki Team GREENのレオン・ハスラムが2分6秒台に突入。ハスラムはアタックを続けて次々にタイムを更新。最後は2分6秒636までタイムを詰めた。
これで3人のライダーのベストタイム平均が2分6秒448のKawasaki Team GREENが暫定ポールポジションを獲得。YAMAHA FACTORY RACING TEAMは0.322秒差で暫定2番手。以下、Red Bull Honda with 日本郵便、ヨシムラ スズキ MOTUL、MuSASHi RT HARC-PRO.Honda、S-PULSE DREAM RACING・IAI、au・テルル MotoUP RT、YART-YAMAHA、KYB MORIWAKI MOTUL RACING、Team SuP Dream Hondaが明日のトップ10トライアルに駒を進めることになった。