SBK第4戦アッセン 決勝レース1
2018/04/22
SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦アッセンラウンドは、オランダのアッセンで決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
予選SP2でポールポジションを獲得したのはアレックス・ロウズ(ヤマハ)。ロウズは1分34秒066を記録してポールポジションを獲得した。レース1は気温18度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。スタートでトップに立ったのはチャビ・フォレズ(ドゥカティ)。レイが2番手で続くが、1周目の5コーナーでフォレズをパス、トップに浮上する。
序盤のトップ集団はレイ、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、フォレズ、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)、トム・サイクス(カワサキ)、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)の7人のバトルとなるが、ホームレースで気合の入るファン・デル・マークが3周目に2番手に浮上し、レイの背後に迫ると、8周目のシケインでレイを交わしてトップに立つ。
ファン・デル・マークはレース中盤の10周目までトップ争いをリードするが、10周目のシケインでレイがトップを奪還。トップ争いはレイ、ファン・デル・マーク、デイビス、フォレズの順となる。
接戦のトップ争いをレイは終始リード。2番手にはデイビスが浮上し、ファン・デル・マークは3番手に後退するが、終盤の17周目の1コーナーでファン・デル・マークがデイビスを交わして2番手に浮上、レイを追う。終盤のトップ争いはレイとファン・デル・マークの一騎打ちとなり、デイビスと追い上げ来たサイクスが3番手争いを展開。フォレズは終盤に遅れてしまった。
レイは残り2周でスパートをかけ、ファン・デル・マークとのギャップを開くと、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン3勝目を記録した。0.981秒差の2位にファン・デル・マークが続き、ホームレースで今シーズン2度目となる表彰台を獲得。最終ラップまで続いたサイクスとの僅差のバトルを制して、デイビスが3位表彰台を獲得。サイクスは0.131秒差の4位でゴールした。
フォレズは終盤遅れ、単独5位でゴール。中盤にはトップ争いから後退したメランドリが単独6位でチェッカーを受けた。7位にロリス・バズ(BMW)、8位にレアンドロ・メルカド(カワサキ)、9位にジョルディ・トーレス(MVアグスタ)、10位にトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)が入賞。
ロマン・ラモス(カワサキ)が11位に続き、序盤はトップ争いに加わったロウズは中盤以降後退、12位でチェッカーを受けた。13位にダビデ・ジュリアーノ(アプリリア)、14位にパトリック・ヤコブセン(ホンダ)が入賞。ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は8位走行中の15周目に5コーナーで転倒を喫したが、再スタートを切り、15位に入賞。ヨニー・エルナンデス(カワサキ)が16位、オンドレ・ジェゼック(ヤマハ)が17位でチェッカーを受けた。
マイケル・リナルディ(ドゥカティ)は6周目に7コーナーで転倒。ジェイク・ガニエ(ホンダ)はフリー走行2回目の転倒により、レース1を欠場。レッドブル・ホンダ・ワールドスーパーバイクチームは、レオン・キャミア(ホンダ)も前戦アラゴンで負傷し、今レースを欠場している。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、サンドロ・コルテセ(ヤマハ)が1分37秒799でポールポジションを獲得。大久保 光(カワサキ)はフリー走行総合8番手でSP2に進出。SP2では1分39秒243で12番手となった。
こんな記事も読まれています