マレーシアのセパン・インターナショナルサーキットでMotoGPクラスのオフィシャルテストが始まった。3日間の予定で行なわれるテスト初日は、テスト開始時間の午前10時の段階ではウエットコンディションでのスタートとなった。

真っ先にコースインしたのはヨハン・ザルコ（ヤマハ）。路面状況はウエットからダンプコンディションへ、お昼すぎにはほぼドライに回復する。ランチブレイクを挟んだ後、14時すぎにスコット・レディング（アプリリア）がトップに浮上。さらに直後にダニ・ペドロサ（ホンダ）が3周連続でファステストを更新。続いて、14時30分ごろにマルク・マルケス（ホンダ）が、14時38分ごろにカル・クロッチロウ（ホンダ）トップに浮上するが、14時42分にバレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）がトップに立つ。

ロッシはそこから約1時間、リーダーボードのトップをキープしたが、15時38分ごろにチームメイトのマーベリック・ビニャーレス（ヤマハ）がトップに立つと、ビニャーレスは約10分後にさらにファステストベストを更新。その7分後には今度はアンドレア・ドビジオーゾ（ドゥカティ）がトップに立つが、16時40分にペドロサ、16時44分にロッシが再びトップに浮上する。

そして、セッション終了まで20分を切った17時44分にペドロサが再びトップを奪取。ペドロアはトータル56周を回り、55周目に記録した1分59秒427で、初日トップとなった。

2番手に1分59秒770でドビジオーゾが続き、ドビジオーゾは路面状況が回復した午後からのコースインしたためトータル周回数は35周に止まり、残り7分となった33周目に自己ベストを更新した。

チームメイトのホルヘ・ロレンソ（ドゥカティ）が38周を回り、最後に1分59秒802を記録して3番手に。ダニロ・ペトルッチ（ドゥカティ）が2分00秒123で4番手、ジャック・ミラー（ドゥカティ）が2分00秒178で5番手と、トップ4にドゥカティが3台入った。

ロッシはトータル50周を回り、44周目に記録した2分00秒233で6番手。マルケスが51周を回り、50周目に記録した2分00秒290で7番手に続いた。

8番手に2分00秒421でザルコ、9番手に2分00秒522でクロッチロウ、10番手に2分00秒568でポル・エスパルガロ（KTM）、アレックス・リンス（スズキ）が2分00秒627で11番手にの順で続き、中上 貴晶（ホンダ）は64周を回り、63周目に記録した2分00秒664でルーキートップの12番手で初日を終了。トップのべドロサから1秒237遅れだった。

初日最多の72周を回ったビニャーレスは、55周目に記録した2分00秒714で13番手となった。アレイシ・エスパルガロ（アプリリア）が2分00秒866で14番手、ティト・ラバット（ドゥカティ）が2分00秒912で15番手に続いた。

以下、16番手に2分01秒027でアンドレア・イアンノーネ（スズキ）17番手に2分01秒099でブラドリー・スミス（KTM）、18番手に2分01秒161でフランコ・モルビデリ（ホンダ）、19番手に2分01秒728でアルバロ・バウティスタ（ドゥカティ）、20番手に2分01秒864でシルバン・ギュントーリ（スズキ）、21番手に2分01秒962でレディングの順で続き、22番手に2分02秒044でヤマハテスト車3、23番手に2分02秒053で今季欠場するジョナス・フォルガー（ヤマハ）の代役として今回のテストに参加したヨニー・エルナンデス（ヤマハ）。

カレル・アブラハム（ドゥカティ）は2分02秒088で24番手、ヤマハテスト車2が2分02秒527で25番手、ハビエル・シメオン（ドゥカティ）が2分02秒946で26番手、MotoGPマシン初ライドとなるトーマス・ルティ（ホンダ）が2分03秒732で27番手、ヤマハテスト車1が2分03秒786で28番手、ミケーレ・ピロ（ドゥカティ）が2分04秒767で29番手、ミカ・カーリョ（KTM）が2分05秒932で30番手の順で続いた。

MotoGPセパンオフィシャルテスト1日目