MotoGP第14戦アラゴンGP MotoGP決勝
2017/09/25
MotoGP第14戦アラゴンGP、MotoGPクラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温27度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。ポールスタートのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が続く。1周目にロッシがビニャーレスを交わして2番手に浮上。ビニャーレスも対抗するが、ロッシとのバトルを展開したことでペースが落ち、バックストレートでアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)の先行を許し、バックストレートエンドの進入でふくらみ、さらに後続のマルケスにも先行されてしまう。
ロレンソは1周目にコンマ8秒ほどのリードを取り、そのまま独走態勢に持ち込もうとするが、2番手のロッシがロレンソとの差を縮める。それでもロレンソは中盤すぎまでトップをキープ。後方では12周目の1コーナーでマルケスがロッシを交わして2番手に浮上、このあたりからロッシがやや遅れ始め、トップ争いはロレンソとマルケスとの一騎打ちとなる。
そして、16周目の12コーナー進入でマルケスがトップに浮上。ロレンソもバックストレートで挽回しようとするが、マルケスがトップをキープ。トップに立った後のマルケスは、ロレンソとの差を少しずつ開いていく。一方終盤には2番手のロレンソに追い上げて来たダニ・ペドロサ(ホンダ)が接近。ペドロサは19周目にファステストを更新してロレンソの背後に迫ると、残り2周となった21周目にロレンソを交わして2番手に浮上。この時点でトップを行くマルケスとは1秒以上の差があり、マルケスがそのままトップでチェッカーを受け、今シーズン5勝目を記録。
ペドロサは最後までマルケスを追ったものの、コンマ879秒差の2位となり、レプソル・ホンダがワンツーフィニッシュを飾った。ロレンソはペドロサから1秒1遅れの3位でゴール。今シーズン2度目の表彰台を獲得。表彰台をスペイン人ライダーが独占した。
終盤、4番手争いはロッシ、ビニャーレス、ドビジオーゾ、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)の5人のライダーが接戦を展開したが、21周目の1コーナーでビニャーレスがロッシを交わして4番手に浮上するとそのまま4位でゴール。復帰戦のロッシは5位でチェッカーを受けた。アレイシ・エスパルガロがアプリリアでベストとなる6位に入賞。ドビジオーゾは7位に終わり、僅差の8位にバウティスタが続いた。
9位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)が入賞。10位にポル・エスパルガロ(KTM)、11位にワイルドカード参戦のミカ・カーリョ(KTM)が続いた。 アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が12位、ジャック・ミラー(ホンダ)が13位、スコット・レディング(ドゥカティ)が14位、ティト・ラバット(ホンダ)が15位に入賞。
以下、16位にジョナス・フォルガー(ヤマハ)、17位にアレックス・リンス(スズキ)、18位にエクトル・バルベラ(ドゥカティ)、19位にブラドリー・スミス(KTM)、20位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、21位にロリス・バズ(ドゥカティ)、22位にサム・ロウズ(アプリリア)の順で続いた。、
カル・クロッチロウ(ホンダ)は序盤はトップ集団につけていたが10周目付近で後退。17周目の14コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。カレル・アブラハム(ドゥカティ)は6周目に転倒、再スタートしたもののピットに戻ってリタイアとなった。
チャンピオンシップ争いでは優勝したマルケスが224ポイントで単独トップに。7位に終わったドビジオーゾは16ポイント差のランキング2位となった。ドビジオーゾから12ポイント差のランキング3位にビニャーレス。ビニャーレスから26ポイント差のランキング4位にペドロサが浮上し、ロッシはペドロサから2ポイント差のランキング5位に後退した。
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