SBK第10戦ポルトガルのレース2はジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝し、ダブルウインを飾った。
リバースグリッドで3列目9番手からスタートしたレイ。しかし2周目に入るまでにはトップに浮上。あっという間に後続を引き離してトップ独走状態に入る。2番手争いを展開したのはユージン・ラバティ(アプリリア)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、レオン・キャミア(MVアグスタ)、チャビ・フォレズ(ドゥカティ)。ここからラバティとデイビスが抜け出し、サイドbyサイドの激しいバトルを開始する。
レース中盤。2位争いを制したデイビスが単独走行を開始。ラバティはファン・デル・マーク、フォレズ、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)、キャミアの争いに飲み込まれる。しかし次の瞬間にフォレズ、キャミアが相次いで転倒し、集団から離れる。あっという間に5台から3台になった表彰台争い。ファン・デル・マークがラバティを捕らえると、さらにペースアップ。ラバティとメランドリがサイドbyサイドの争いになったことでファン・デル・マークは2台を引き離すことに成功し、単独3番手走行を開始する。
ラスト3周。デイビスが転倒。ファン・デル・マークが2番手浮上。ラバティとのバトルを制したメランドリが難なく表彰台圏内に浮上。
一方、レイは最後までペースを緩めることなくトップを快走し、独走のままダブルウイン。ファン・デル・マークが2位、メランドリが3位でチェッカーを受けた。
また、高橋巧(ホンダ)は初のSBKの2レース目を10位で終えた。