MotoGPフィリップアイランドオフィシャルテスト3日目
2017/02/17
オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで行なわれているMotoGPクラスのオフィシャルテストは3日間の日程を終えた。
最終日の3日目も好天に恵まれ、各ライダーはセッション開始の午前9時45分からコースインし、精力的に走り込んだ。
3日目もマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が好調で、午前中の10時30分すぎ、13周目には1分28秒549を記録。ビニャーレスは最終日の最多周回となるトータル101周を回り、午後には約20周のロングランを2回行ない、ロングランでも1分29秒台を連発するなど、好調ぶりを見せ、2日目に続いてトップ、3日間トータルでもトップで2回目となるオフィシャルテストを完了した。
「とてもポジティブなテストだった。多くのアイテムを試し、クリアにした。ボクたちは次のカタールテストをどんなセットアップで始めるかすでに分かっている。フィリップアイランドで多くの仕事をできたことがハッピー。今日は主にレースペースに集中し、満足しているが、まだまだ改善は可能だ。フェアリングに関してはまだ決めていない。完全にオープンな状態だ」とビニャーレス。
2番手に1分28秒843でマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスも午前中の14周目に自己ベストを記録。ビニャーレスに次ぐ96周を回り、午後4時30分すぎから約15周のロングランを行ない、1分29秒台前半で安定したラップを重ね、1分28秒台を3回記録した。
「今日の結果に満足している。ベストラップは午前中に記録したけど、特に午後、多くを改善できた。最終的にとても快適だった。昨日のロングランは電子制御を改善し、目標とするレベルに近づくことに役立った。全体的にポジティブな3日間だったと思うし、いい仕事ができた。もちろんフィリップアイランドは特殊なコースであることを忘れてはいけない。カタールでどうなるか様子を見てみよう」とマルケス。
2日目はノドの不調により、周回を重ねることができなかったダニ・ペドロサ(ホンダ)は、セッション終盤の午後5時20分すぎ、1分29秒033の自己ベストを記録。トータル65周を回り、3番手でテストを終えた。
ルーキーのジョナス・フォルガー(ヤマハ)は午前11時前、12周目に1分29秒042を記録し、3番手に浮上。終盤にペドロサに逆転されてしまったが、トータル63周を回り、3日間連続ルーキートップ勢となる4番手でテストを完了した。
カル・クロッチロウ(ホンダ)は85周を回り、72周目に記録した1分29秒101で5番手に。6番手に66周を回り60周目に1分29秒103を記録したルーキーのアレックス・リンス(スズキ)が続いた。アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は73周を回り、9周目に記録した1分29秒248で7番手に。チームメイトのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は75周を回り、61周目に記録した1分29秒342で8番手となった。
9番手に1分29秒358でジャック・ミラー(ホンダ)10番手に1分29秒361でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は3日目は最少周回となる52周に止まり、13周目に記録した1分29秒470で11番手。アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が1分29秒547で12番手、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は1分29秒615で13番手、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)が1分29秒670で14番手に、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が1分29秒791で15番手の順で続いた。
以下、ポル・エスパルガロ(KTM)が1分29秒857で16番手、ロリス・バズ(ドゥカティ)が1分29秒977で17番手、ブラドリー・スミス(KTM)が1分29秒978で18番手、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が1分29秒984で19番手、スコット・レディング(ドゥカティ)が1分30秒005で20番手、サム・ロウズ(アプリリア)が1分30秒200で21番手、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が1分30秒452で22番手の順で続いた。
3日間のトータルベストでは、バウティスタとアブラハムを除いた全員が3日目に自己ベストラップを更新。バウティスタとアブラハムは2日目のタイムが自己ベストとなった。
セパンテストで負傷したティト・ラバット(ホンダ)はケガが回復せず、今回のテストを欠場。次回、3月10日から3日間カタールで開催されるロサイルオフィシャルテストでの復帰をめざしている。
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