SBK第11戦フランスのレース2はチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が優勝した。
気温17度、路面温度26度のドライコンディションでスタートしたレース2。ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)のリードで始まる。背後につけたのはデイビス。オープニングラップで2台抜きを演じてトップに浮上したトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)。この3台が後続を引き離して激しいトップ争いを開始。
サイクスはサーキットレコードを塗り替えながらデイビス、レイを引き離しにかかる。
4周目。レイがデイビスを捕らえて2番手浮上。1秒半ほどのアドバンテージを築いたチームメイトを追いかけ始める。
レース中盤、レイがサイクスとの差を詰めて背後につけた。10周終了時点でその差はコンマ3秒ほど。
残り6周となった15周目。一時は遅れ出していたデイビスもカワサキ2台に追いつき、再び3台でのテールtoノーズのトップ争いが開始される。
残り5周。レイがサイクスの前に出た途端にマシンが暴れ、その間にデイビスが2台を交わしてトップ浮上。
デイビスはそのままラストスパート。カワサキに2台を引き離し、トップ独走状態を築く。そしてそのまま2レース共に劇的な展開を見せて逆転ダブルウイン。カワサキ同士の2位争いはレイが制し、サイクスは3位に甘んじた。