MotoGP第7戦カタルニアGP Moto2 1日目フリー走行
2016/06/04
MotoGP第7戦カタルニアGP、Moto2クラスは、スペインのバルセロナ・カタルニアサーキットで1日目の2回のフリー走行を行ない、中上 貴晶(カレックス)が1分46秒537で初日総合トップに立った。
Moto2クラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共にドライコンディションで行なわれたが、2回目のセッション中盤、開始20分すぎに12コーナーでルイス・サロム(カレックス)が転倒し、セッションは赤旗中断となる。サロムの救護のため、最終的にフリー走行2回目は赤旗が掲示された時点でキャンセルされることになった。
中上はフリー走行1回目でトップタイムを記録、フリー走行2回目では赤旗中断時点で5番手につけていた。総合2番手に1分46秒660でヨハン・ザルコ(カレックス)、総合3番手に1分46秒766でジョナス・フォルガー(カレックス)が続き、アレックス・リンス(カレックス)が1分46秒904で総合4番手に。ポイントリーダーのサム・ロウズ(カレックス)はフリー走行2回目に5コーナーでスリップダウンを喫したが、大きなダメージはなく、1分46秒982で総合5番手となった。
総合6番手に1分46秒989でロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)、フリー走行2回目の赤旗中断時点でセッショントップに立っていたフランコ・モルビデリ(カレックス)が1分47秒083で総合7番手に。トーマス・ルティ(カレックス)が1分47秒114で総合8番手に。サロムは1回目に記録した1分47秒206で総合9番手、総合10番手に1分47秒209でミゲール・オリベイラ(カレックス)の順で続いた。
サロムは近郊の病院に運ばれ、緊急手術を受けたものの、手当ての甲斐なく、現地時間の16時55分に亡くなった。
このアクシデントを受け、セッション終了後にセーフティコミッションによるコースの確認が行なわれ、2日目のセッションから4輪のF1で使用されるレイアウトに変更されることになった。このため2日目の午前中に行なわれるフリー走行3回目のセッションはMoto3クラスが40分間から55分間に、MotoGPクラスとMoto2クラスは45分間から60分間に拡大されて行なわれることになる。
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