MotoGP第6戦イタリアGP Moto3決勝
2016/05/23
MotoGP第6戦イタリアGP、Moto3クラスは、イタリアのムジェロサーキットで決勝レースを行ない、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温23度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。レースは序盤から終盤まで20台前後のマシンが縦に隊列を作ってトップ争いを展開。ホームストレートでのスリップストリームにより、めまぐるしく順位を変えながら、周回を重ねていく。
ビンダーは最終ラップにトップで入り、逃げにかかるが、最終的にゴールライン直前まで5人のライダーによるスリップストリームの使い合いが展開され、ビンダーが0.038秒の僅差で逃げ切った。2位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が続き、グランプリ初表彰台を獲得。3位にフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が続き、二人のイタリア人ライダーが2位、3位表彰台に立ち、表彰台をKTM、ホンダ、マヒンドラのマシンが分け合った。
予選でマシンを大破させたニッコロ・アントネッリ(ホンダ)は中盤まで10番手前後につけていたが、終盤にポジションアップ、22番グリッドから4位に入賞した。5位にファビオ・クアルタラーロ(KTM)が続き、尾野 弘樹(ホンダ)はレース中、何度もトップに立つ走りを見せ、最終的に自己ベストタイとなる6位に入賞した。
7位にホアン・ミル(KTM)、8位にニッコロ・ブレーガ(KTM)、9位にフアンフラン・ゲバラ(KTM)、10位にアンドレア・ミーニョ(KTM)が入賞。トップから10位までのタイム差は1秒7だった。鈴木 竜生(マヒンドラ)は19位でゴール。
ロマーノ・フェナティ(KTM)は11周目にマシントラブルでストップし、リタイア。カイルール・イダム・パウィ(ホンダ)は最終ラップに転倒リタイア。ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)は12周目の最終コーナーでイン側のライダーに接触されて転倒リタイアに終わり、ポイントリーダーのビンダーとランキング2位のナバーロのポイント差は49点に広がった。
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