MotoGP第5戦フランスGP MotoGP決勝
2016/05/09
MotoGP第5戦フランスGP、MotoGPクラスは、フランスのル・マン、ブガッティサーキットで決勝レースを行ない、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温22度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。ポールポジシションからスタートしたロレンソは好スタートでレースをリード、6周目には2番手以下に約1秒のリードを広げると、そのまま独走で今シーズン2勝目を記録した。
序盤にロレンソを追ったのはアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)だったが、7周目の8コーナーで転倒を喫し、ピットに戻ってリタイアとなった。これでアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が2番手、マルク・マルケス(ホンダ)が3番手でロレンソを追うが、レース中盤の13周目に追い上げてきたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がマルケスを交わして3番手に浮上、続く14周目にはドビジオーゾも交わしてロッシが2番手に浮上し、2番手争いを展開する。
そして、16周目の8コーナー進入でマルケスが転倒、ほぼ同時にドビジオーゾも転倒してしまう。両者の転倒はそれぞれ単独転倒で、二人の離脱により、ロッシが単独2番手となり、ロッシはロレンソとの差を縮めることができなかったものの、そのまま2位でチェッカーを受けた。
ドビジオーゾは転倒によりリタイア、マルケスはマシンの左側カウルにダメージを受けながらも、再スタートする。二人の転倒により、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)が3番手に浮上。終盤にはダニ・ペドロサ(ホンダ)がビニャーレスを追うが、背後に迫ることはできず、ビニャーレスがMotoGP初表彰台となる3位に入賞。スズキにとっても活動再開後初の表彰台獲得となった。
ペドロサが4位に続き、5位にポル・エスパロガロ(ヤマハ)が入賞してサテライト勢のトップにつけた。6位にアレイシ・エスパロガロ(スズキ)、7番手争いは終盤にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)とエクトル・バルベラ(ドゥカティ)の接戦となったが、復帰初レースのペトルッチが7位入賞、バルベラが8位に続いた。
9位にアルバロ・バウティスタ(アプリリア)、10位にステファン・ブラドル(アプリリア)、11位にユージン・ラバティ(ドゥカティ)、12位にロリス・バズ(ドゥカティ)が入賞。マルケスは1周遅れの13位で完走し、3ポイントを獲得した。
ブラドリー・スミス(ヤマハ)は7番手走行中の20周目に7コーナーで転倒しリタイア、ジャック・ミラー(ホンダ)は10番手走行中の18周目に転倒リタイア、ティト・ラバット(ホンダ)は8周目に、カル・クロッチロウ(ホンダ)は7周目に、ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)は7周目に転倒リタイア。スコット・レディング(ドゥカティ)は6周目にリタイアに終わるなど、転倒者が続出し、完走13台という厳しいレースとなった。
チャンピオンシップでは、ロレンソがランキングトップに浮上、マルケスは5ポイント差のランキング2位に後退した。
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