SBK(スーパーバイク世界選手権)第1戦オーストラリア 2日目
2025/02/22
SBK(スーパーバイク世界選手権)第1戦オーストラリアラウンドは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
SBKのスーパーポールは気温33度、路面温度33度のドライコンディションで争われ、ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が1分28秒824でポールポジションを獲得。ブレガはFP3でもトップタイムを記録、FP1からスーパーポールまでの全セッションでトップタイムを記録した。
2番手に1分28秒918でトプラク・ラズガットリオグル(BMW)、3番手に1分29秒266でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が続き、フロントロウを獲得。
4番手に1分29秒520でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、5番手に1分29秒657でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、6番手に1分29秒679でスコット・レディング(ドゥカティ)とドゥカティ勢が続き、トップ10中5人のドゥカティを駆るライダーが入った。
7番手に1分29秒754でマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、8番手に1分29秒783でアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、9番手に1分29秒834でレミー・ガードナー(ヤマハ)、10番手に1分29秒859でアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)。長島哲太(ホンダ)は1分30秒989で19番手、チャビ・ビエルへ(ホンダ)は1分29秒924で12番手イケル・レクオナ(ホンダ)は1周目の9コーナーで転倒を喫し、タイムを記録できなかった。レクオナはメディカルチェックの結果、左足第4中足骨の骨折と診断され、決勝レースを欠場することになった。
決勝レースは、タイヤに厳しいフィリップアイランドのコースに対応して、レース途中でのタイヤ交換のためのピットインが義務づけられ、SBKではスタートから11周以内に、SSPでは10周以内にピットに入りタイヤ交換が行なわれた。
SBKの決勝レース1は気温36度、路面温度40度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションからスタートしたニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がトップに立ち、2周目には2番手以下に2秒886のリードを取ると、周回ごとにリードを広げて独走。9周を終えてピットに入ると、11周目にはトップに復帰。ピットイン作業が落ち着いた12周目には2番手に約6秒半のリードを取り、その後もその差をキープ。そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン1勝目を記録した。
2位にトプラク・ラズガットリオグル(BMW)。ラズガットリオグルは序盤2番手をキープしていたが、6周目の1コーナーでラインを外して、5番手まで後退したが、ピットインのタイミングで2番手争いの先頭に復帰すると、バウティスタとの接戦を制して2番手をキープし、そのまま2位でチェッカーを受けた。
0秒297差の3位にバウティスタが入賞。序盤から2番手争いグループの後方で周回を重ねたバウティスタは、ピットイン後のタイミングでラズガットリオグルに続く3番手に浮上し、その時点で約1秒ほどあった差を縮めてラズガットリオグルとの差を縮めたが、前に出るまでには至らなかった。
序盤から2番手争いの集団で戦ったダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が4位、スコット・レディング(ドゥカティ)が5位、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が6位に入賞。
7位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が続き、アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)はピットイン時のタイムペナルティを受けたが8位に入賞。9位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)、10位にサム・ロウズ(ドゥカティ)が続いた。
チャビ・ビエルへ(ホンダ)は11位、長島哲太(ホンダ)は14位に入賞。
レミー・ガードナー(ヤマハ)はマシントラブルでリタイア。マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)は8周目まで2番手争いの集団にいたが、9周目の1コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)の決勝レース1は気温34度、路面温度38度のドライコンディションの下、18周で争われ、ステファノ・マンジ(ヤマハ)が優勝。今シーズンから投入されたニューマシン、ヤマハYZF-R9のデビューウインを飾った。
マンジは序盤からトップに立ち、ピットイン後はジャウメ・マシア(ドゥカティ)との接戦のトップ争いを展開。マシアが最終ラップのヘアピンで前に出るが、マンジが10コーナーの進入で抜き返し、トップでゴール。
2位にトム・ブース-アモス(トライアンフ)、3位にマーセル・シュロッター(ドゥカティ)が入賞。マシアは2位でチェッカーを受けたが、ピットイン時のペナルティで6位となった。
鳥羽海渡(ホンダ)はスーパーポールの転倒により、最後列グリッドからスタートしたが、2周目にはポイント圏内に浮上。14位に入賞した。
SBK第1戦オーストラリア SBK決勝レース1 リザルト
1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)
2 トプラク・ラズガットリオグル(BMW)
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
4 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
5 スコット・レディング(ドゥカティ)
6 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
7 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
8 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)
9 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)
10 サム・ロウズ(ドゥカティ)
11 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
12 ドミニク・エガター(ヤマハ)
13 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)
14 長島哲太(ホンダ)
15 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
16 タラン・マッケンジー(ホンダ)
R レミー・ガードナー(ヤマハ)
R マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
R ギャレット・ガーロフ(カワサキ)
R ティト・ラバット(ヤマハ)
R ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)
SBK第1戦オーストラリア SSP決勝レース1 リザルト
1 ステファノ・マンジ(ヤマハ)
2 トム・ブース-アモス(トライアンフ)
3 マーセル・シュロッター(ドゥカティ)
4 ボ・ベンスナイダー(MVアグスタ)
5 ジャン・オンジュ(ヤマハ)
6 ジャウメ・マシア(ドゥカティ)
7 オリバー・ベイリス(トライアンフ)
8 バレンティン・デビス(ドゥカティ)
9 ルーカス・マヒアス(ヤマハ)
10 ジェレミー・アルコバ(カワサキ)
11 ニッコロ・アントネッリ(ヤマハ)
12 ルーク・パワー(MVアグスタ)
13 オンドレ・ポスタテック(ドゥカティ)
14 鳥羽海渡(ホンダ)
15 シモン・イェスパセン(ドゥカティ)
16 ロイック・アルベル(MVアグスタ)
17 シャリフディン・アズマン(ホンダ)
R チャビ・カルデルス(ドゥカティ)
R ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ)
R ロリス・ベネマン(ドゥカティ)
R ハリソン・ボイト(ドゥカティ)
R レオナルド・タッチーニ(ドゥカティ)
R アルディ・マヘンドラ(ヤマハ)
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