MotoGP第15戦インドネシアGP Moto2クラス1日目、フリー走行が金曜日、インドネシア、プルタミア・マンダリカ・サーキットで開催された。前回大会後、フィリップ・サラッチ(カレックス)のエルフ・マークVDSレーシングチーム残留が発表された。サラッチは2025年、ジェイク・ディクソン(カレックス)とチームメイトとなり、マシンはボスコスクーロに変更される。ダリン・ビンダー(カレックス)は来期、グレシーニレーシングへ移籍し、アルベルト・アレナス(カレックス)とMoto2参戦することが今大会に入って発表された。イタルトランスレーシングチームのディオゴ・モレイラ(カレックス)は虫垂炎のため、デニス・フォッジャ(カレックス)は感染症を起こした親知らず切開と縫合直後のため飛行機に乗れず、今大会を欠場している。

　日本時間午前10時50分(現地時間午前9時50分)から40分間行なわれたフリー走行は、気温29度、路面温度49度、湿度75％、晴れたドライコンディション。Moto3の時間に続き、強い風は吹いていた。開始10分経たずの10コーナーでジョー・ロバーツ(カレックス)が転倒、イエローフラッグが出された。

　この走行トップはフェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)で記録は1分33秒955、2番手アロン・カネト(カレックス)1分34秒005、3番手トニー・アルボリーノ(カレックス)1分34秒229。小椋藍(ボスコスクーロ)は6番手で1分34秒735、佐々木歩夢(カレックス)は1分35秒818で21番手。

　日本時間午後3時5分(現地時間午後2時5分)から40分で開催されたP1は、気温29度、路面温度63度、湿度74％、青空のドライコンディション。午前に比べると風は少し治まっていた。現在ポイントリーダーの小椋は、中盤、9周目に1分34秒188を記録しトップタイムを出した。

　その後、アルデゲールが11周目に1分34秒026を記録。残り10分を切ると、アルボリーノが15周目に1分33秒963を記録し、最初に1分33秒台を記録してトップになった。更に、アルデゲールが16周目に1分33秒887、再びアルボリーノが1分33秒853を記録した後、小椋が15周目に1分33秒690を記録し、歴代コースラップ記録を更新して、この走行トップとなった。

　2番手は19周目に1分33秒747を記録したアロン・カネト(カレックス)、3番手がアルボリーノ。佐々木は14周目の1分34秒538で17番手。明日、日本時間午前10時25分(現地時間午前9時25分)から30分で始まるP2とP1を合わせた14番手までは予選Q2スタートが出来る。P1ではトップの小椋から17番手の佐々木までが0.848秒という僅差。小椋、佐々木の両選手がQ2スタート出来るように応援したい。


MotoGP 第15戦インドネシアGP Moto2クラス1日目 フリー走行結果
1 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分33秒690 (P1)
2 アロン・カネト(カレックス) 1分33秒747 (P1)
3 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分33秒853 (P1)
4 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分33秒887 (P1)
5 ソムキャット・チャントラ(カレックス) 1分33秒893 (P1)
6 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分34秒049 (P1)
7 セナ・エイジアス(カレックス) 1分34秒049 (P1)
8 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分35秒158 (P1)
9 ダリン・ビンダー(カレックス) 1分35秒255 (P1)
10 ジョー・ロバーツ(カレックス) 1分35秒277 (P1)
17 佐々木歩夢(カレックス) 1分34秒538 (P1)