MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/09/22
MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP MotoGPクラス3日目、決勝が日曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェッリで開催された。
日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から10分間行なわれたウォームアップ走行は、気温16度、路面温度15度、湿度84%、所々曇ったドライコンディション。この走行トップはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、2番手フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、3番手ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。中上は18番手だった。
日本時間午後8時(現地時間午後1時)から27周で開催された決勝は、気温21度、路面温度28度、湿度69%、少し曇ったドライコンディション。2週間前とは違い、雨の予報はなかった。タイヤは、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は前ミディアム後ソフトを選択した以外、全員が前後ミディアムタイヤ。プレミアクラス100戦目を迎えたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は今大会、トルテリーニというショートパスタがデザインされているヘルメットを着用して参加。
スタートはムジカンティ・ディ・サン・クリスピーノというバンドとコロ・リリコ・アミントーレ・ガリ・ディ・リミニという合唱団による国家演奏の後に始まった。ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が好スタートで1コーナーに入ったものの、2コーナーではバニャーヤがトップを奪い返し、バスティアニーニ、ブラッド・ビンダー(KTM)、ペドロ・アコスタ(KTM)、マルク・マルケス(ホンダ)、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)と続いた。2周目、ビンダーが転倒、再スタート。
4周目にマルティンはトップのバニャーヤを捉える。その後、バニャーヤのラップタイムが遅くなり、バスティアニーニも5周目にバニャーヤの前に出る。8周目には、バニャーヤと3番手を争っていたアコスタが転倒。
トップのマルティンとバスティアニーニは、二人とも1分31秒前半を刻んで走行を続けた。折り返し、16周目ではバニャーヤが1分30秒877のレースラップ記録まで再びペースを縮めてバスティアニーニを追い上げた後、21周目8コーナーでバニャーヤは転倒、リタイアとなる。
トップのマルティンとバスティアニーニは、ラスト3周で争いが激しくなり、最終ラップ4コーナー、マルティンのインを突いてバスティアニーニがトップに立った。バスティアニーニはそのまま駆け抜けトップでチェッカー。インを突かれ接触し、コースアウトして戻ったマルティンは腕を上げて怒りを顕わにしながらも2位でチェッカー。3位にはマルク・マルケスが入った。4位ベゼッキ、5位モルビデリ、6位ビニャーレス、7位に最終ラップ後半まで5番手だったクアルタラロ。ホンダ勢トップはジョアン・ミル(ホンダ)で11位、中上は17位。
バスティアニーニに接触し、腕を上げ激怒な様子でチェッカーを受けたマルティンだったが、レース後、バスティアニーニに手を出し、二人は握手を交わしていた。レース後インタビューでは、3位のマルク・マルケスも交え、マルティンの口数は少なかったものの、バスティアニーニの英語の間違いをマルク・マルケスが指摘するなど、和やかな会見となった。
バスティアニーニの優勝で、ドゥカティはプレミアクラス通算100勝を達成。合わせて2024年度のコンストラクターズチャンピオンも獲得した。チャンピオンシップポイントは、1番手のマルティン341、2番手バニャーヤ317、3番手バスティアニーニ282、4番手マルク・マルケス281となった。次戦は来週、インドネシアGPが9月27日から始まる。
MotoGP 第14戦エミリア-ロマーニャGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
3 マルク・マルケス(ドゥカティ)
4 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
5 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
6 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
9 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
10 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
11 ジョアン・ミル(ホンダ)
12 ルカ・マリーニ(ホンダ)
13 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
14 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
15 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
16 ジャック・ミラー(KTM)
17 中上貴晶(ホンダ)
18 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
19 ブラッド・ビンダー(KTM)
RT フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
RT ペドロ・アコスタ(KTM)
こんな記事も読まれています