MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/09/22
MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェッリで開催された。
日本時間午後6時15分(現地時間午前11時15分)から22周で開催された決勝は、気温21度、路面温度28度、湿度67%、青空も見える雲がかかったドライコンディション。サイティングラップがスタート出来なかったディオゴ・モレイラは、昨日の予選Q1で転倒もあり、腹部痛のため欠場する事になった。
スタートは、3番グリッドからスタートしたトニー・アルボリーノ(カレックス)が好スタートでホールショットを奪い、2番手以降、セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)、小椋藍(ボスコスクーロ)、ジョー・ロバーツ(カレックス)、フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)、ジェイク・ディクソン(カレックス)、マルコス・ラミレス(カレックス)、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)、デニス・フォッジャ(カレックス)と続いた。
1周目から、アルボリーノは後続を離そうとする。グールベルクは14コーナーで転倒、再スタートを切るが8周でピットイン、リタイア。2番手ビエッティは、4周目にレース最速の1分35秒468を記録して、トップのアルボリーノを追い続ける。5周目には、デニス・オンジュ(カレックス)が4コーナーで転倒、リタイア。
6周目には、小椋のチームメイト、ポイントランキング2番手のセルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)が1コーナーで転倒、続いてジェイク・ディクソン(カレックス)も2コーナーで転倒、両者リタイア。トップのアルボリーノは7周目に1分35秒476の自己ベストの周回タイムでトップを走り続けた。ビエッティ、カネトもそれに続いた。
カネトと4番手の小椋は徐々に差が開き、小椋はアルデゲールと4番手争い。折り返しても、アルボリーノ、ビエッティ、カネトの三つ巴の戦いは、アルボリーノがリード、2番手ビエッティ、3番手カネトのまま続いた。16周目、ビエッティのミスを突いてカネトが2番手浮上。17周目には、ワイルドカード参戦のマッテオ・フェラーリ(カレックス)がピットイン、リタイア。
19周目、カネトがアルボリーノを捉えてトップに立つ。その後もデッドヒートは続き、21周目にアルボリーノが再びカネトを抜いてトップへ。最終22周目も、終盤までトップを守っていたアルボリーノが、残り2コーナーとなる14コーナーで膨らみ、カネトとビエッティに先を許す。最終コーナー立ち上がりでは、カネトとビエッティは、ほぼサイドバイサイド、1位でチェッカーを受けたのはビエッティだった。2位カネトとは0.029秒差。アルボリーノ3位。小椋は4位でチェッカーを受けた。佐々木は20位でチェッカーを受けたが、19位だったマリオ・アジ(ホンダ)がロングラップを完了できず3秒加算されたため、19位に繰り上がった。
今日の結果を受けて、小椋は188ポイントまでチャンピオンシップポイントを伸ばし、2番手ガルシアの166ポイントとは22ポイントに差を広げた。3番手ロバーツ143、4番手ロペス140、5番手アルデゲール133、6番手カネト131、7番手ディクソン170、8番手ビエッティ127、9番手ゴンザレス120、10番手アルボリーノ113。17番手38ポイントのダリン・ビンダー(カレックス)まで数字上ではチャンピオンの可能性が残る混戦のMoto2クラス。今後のアジアラウンド、最終戦のバレンシアまで、小椋、佐々木の両日本人選手を応援したい。
MotoGP 第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
2 アロン・カネト(カレックス)
3 トニー・アルボリーノ(カレックス)
4 小椋藍(ボスコスクーロ)
5 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)
6 ジョー・ロバーツ(カレックス)
7 セナ・エイジアス(カレックス)
8 マルコス・ラミレス(カレックス)
9 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
10 フィリッポ・サラッチ(カレックス)
19 佐々木歩夢(カレックス)
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