MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/09/22
MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、イタリア、ミサノ・ワールドサーキット-マルコ・シモンチェッリで開催された。日本時間午後5時(現地時間午前10時)から20周で開催された決勝は、気温19度、路面温度20度、湿度73%、雲がかかったドライコンディション。フリー走行1のクラッシュによる怪我でヴィセンテ・ペレス(ホンダ)は欠場。前戦のサンマリノGPでの多重事故の責任で、ダビド・ムニョス(KTM)にはダブルロングラップペナルティーが科せられている。
スタートは、ポールポジションスタートの古里太陽(ホンダ)が好スタートでホールショット。ダビド・アロンソ(CFMOTO)、イバン・オルトラ(KTM)、アンヘル・ピケラス(ホンダ)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、ステファノ・ネパ(KTM)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)で続いた。
ムニョスは、2コーナー周辺の混戦でネパの後輪に接触、転倒、再スタートを切るが、この事故のペナルティーで更に2ロングラップを科された。1周目、終盤ではアロンソが古里の前に出る。後方ではタットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)が転倒。2周目以降も、アロンソ、古里、ピケラス、ベイヤー、オルガド、フェルナンデスのトップ争いはポジションを変えながら激しく続いた。
トップ集団の争いが大きく動いたには9周目、フェルナンデスと古里に接触があり、フェルナンデス8番手、古里は12番手まで順位を落とす。10周目にはオルガド、アロンソ、ピケラス、ベイヤーにジョエル・ケルソ(KTM)、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、オルトラ、フェルナンデス、ルエダ、鈴木竜生(ハスクバーナ)、ベルテッレ、古里、ネパ、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)の集団も追い付いてのテイルトゥーノウズとなっていた。
11周目に入ると、再び先頭に立ったアロンソをオルガド、ピケラスが激しく追う形となり、後方では16コーナーで再びムニョスが転倒、リタイア。アロンソは12周目以降もオルガド、ピケラスから逃げ続けた。再び順位を上げ、ルエダと9番手を争っていた古里は、16周目にトラックリミット超過でロングラップペナルティーを科され、13番手に順位を落とす。他にもジョエル・エステバン(CFMOTO)やノア・デッドウィラー(KTM)がトラックリミット超過でロングラップを科された。
残り2周、オルガドとピケラスがアロンソの前に出たものの、最終ラップ、激しい混戦の末、アロンソがトップでチェッカー。0.175秒差で2位ピケラス。ピケラスと0.120秒差の3位でチェッカーを受けたオルガドは、トラックリミットを超えており、1ポジションダウンとなり、オルガドと0.072秒差でチェッカーを受けたベイヤーが3位となった。鈴木は11位、古里は13位、山中琉聖(KTM)は15位でチェッカーを受け、それぞれ5、3、1ポイント獲得。
優勝したアロンソは一輪車に乗るパフォーマンスで喜びを顕わにし、チャンピオンシップポイントを271に伸ばした。ランキング2番手には189ポイントのオルガド、ポイントと優勝回数は同じなので、2位の回数差で3番手ベイヤーとなった。山中は86ポイント10番手、古里は81ポイント11番手、鈴木は63ポイント13番手に入っている。来週からはいよいよアジアラウンドに入り、日本人ライダー、日本メーカーのホンダ勢には慣れ親しんだサーキットでの更なる活躍を祈りたい。
MotoGP 第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 アンヘル・ピケラス (ホンダ)
3 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
4 ダニエル・オルガド (ガスガス)
5 イバン・オルトラ (KTM)
6 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
7 ジョエル・ケルソ (KTM)
8 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
9 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
10 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
11 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
13 古里太陽 (ホンダ)
15 山中琉聖 (KTM)
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