MotoGP第14戦エミリアロマーニャGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/09/21
MotoGP第14戦エミリアロマーニャGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェッリで開催された。
日本時間午後10時(現地時間午後3時)から13周で開催されたスプリントは、気温24度、路面温度36度、青空がきれいなドライコンディション。タイヤ選択は全員前ミディアム後ソフトを履いて始まった。
スタートでホールショットを奪ったのは、2番手スタートのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)。続いてブラッド・ビンダー(KTM)が2番手に食い込む。その後1周目、中盤にはポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)と3番手スタートのエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)がビンダーをかわして行く。
2周目に入ると、7番グリッドスタートだったマルク・マルケス(ドゥカティ)がビンダーをかわして4番手に浮上。トップは変わらずマルティン。バニャーヤも1分30秒838という予選のようなラップタイムで追っていた。7周目にマルティンがトラックリミットを超えていたものの、2周目から7周目までトップ二人のラップタイムは、1分30秒792から1分31秒076の間という驚異的なトップ争いが繰り広げられた。
その間に2番手バニャーヤと3番手バスティアニーニは徐々に差が開き、8周目には1.5秒以上離れた。8周目もマルティンがトップで始まった13コーナー、マルティンがワイドにラインを外れた一瞬の隙をインからバニャーヤが抜いてトップに立つ。3番手バスティアニーニを約1秒差で追っていたマルク・マルケス(ドゥカティ)も9周目に同じ13コーナーで広がりその後は2秒以上離れて4番手を独走。
トップに立ったバニャーヤは、その後も1分31秒前半を刻み続けてトップでチェッカー。チェッカーフラッグは、自転車競技オリンピック3大会メダル獲得のイタリア人アスリート、エリア・ヴィヴィアーニが振っていた。2位のマルティンも9周目以降は1分31.2秒台を12周目まで続けた。バニャーヤとの差は0.285でチェッカー。3位バスティアニーニも後半、1分31.1から31.2秒台を続け、マルティンに迫る勢いだったが1.034秒及ばず3位。
4位マルク・マルケス、5位アコスタ、6位ビンダー、7位にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が入った。ホンダ勢ではルカ・マリーニ(ホンダ)がトップ、17位でチェッカーを受けた。その後、11位でチェッカーを受けたラウル・フェルナンデス(アプリリア)がロングラップペナルティーを追行できず、3秒プラスされた。13位でチェッカーだったファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は、タイヤ空気圧問題でペナルティーとなり、結果、マリーニは15位1ポイント獲得となった。中上は19位完走。
明日、ヨーロッパラウンドとしては普段のMotoGP開催時間より早い日本時間午後8時(現地時間午後1時)から27周で行なわれる決勝。今日の結果により、マルティン321、バニャーヤ317でチャンピオンシップポイントは4ポイント差と迫った。明日は、バニャーヤにとって100戦目のMotoGPレース。ドゥカティにとっては、ドゥカティ勢の誰が優勝してもプレミアクラスの100勝目となる。フル参戦ライダーとしては残り7戦となった中上や、今シーズン初めて2戦連続Q2進出を果たしたヤマハのクアルタラロなど、日本人、日本メーカーの活躍も期待しつつ、明日の決勝も見届けたい。
MotoGP 第14戦エミリア-ロマーニャGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
3 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
4 マルク・マルケス(ドゥカティ)
5 ペドロ・アコスタ(KTM)
6 ブラッド・ビンダー(KTM)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
9 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
10 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
11 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
12 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
13 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
14 ジャック・ミラー(KTM)
15 ルカ・マリーニ(ホンダ)
16 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
17 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
18 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
19 中上貴晶(ホンダ)
20 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
21 ジョアン・ミル(ホンダ)
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