MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス2日目、予選がカタール、ルサイル・インターナショナルサーキットで行われた。日本時間午後6時10分(現地時間午後12時10分)から始まったプラクティス2は気温27度、路面温度45度、湿度41％、晴れたドライコンディション。前日の転倒により、ダビド・アルマンサ(KTM)は左手を手術し欠場している。

　この走行では、1番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が2分03秒465の歴代コース記録で1番手。2番手ダビド・アロンソ(CFMOTO)2分03秒521、3番手イバン・オルトラ(KTM)2分03秒524。日本人ライダー古里太陽(ホンダ)は2分04秒868で18番手、山中琉聖(KTM)は2分04秒981で20番手、鈴木竜生(ハスクバーナ)は2分04秒212で21番手だった。前日のプラクティス1とこのセッションの結果を受け、山中はQ2、古里と鈴木はQ1からの参加となった。

　予選Q1は日本時間午後10時50分(現地時間午後4時50分)から15分間行われた。気温25度、路面温度34度、湿度45％、晴れたドライコンディション。前日の走行時とは違い、夕暮れがきれいに見えていた。Q1の上位4名がQ2へ参加できる。

　トップはフィリッポ・ファリオリ(ホンダ)2分03秒541、2番手アンヘル・ピゲラス(ホンダ)2分03秒892、3番手ルカ・ルネッタ(ホンダ)2分04秒129、4番手古里2分04秒355、以上4名はQ2へ進出。日本人ライダー鈴木は序盤から5番手に着け、Q2進出を目指したが僅かに届かず5番手のまま2分04秒468。

　予選Q2は、日本時間午後11時15分(現地時間午後5時15分)から15分間行われた。気温23度、路面温度31度、湿度51％、ほぼ日の暮れたドライコンディション。開始5分前後にイバン・オルトラ(KTM)が2分02秒541の歴代コース記録を出し、前日ルエダが出した記録を1秒近く塗り替えた。徐々に2番手以降がオルトラのタイムに近づく中、残り4分を切ると、スリップに付いてタイムアタックをするライダーでコース上が込み合った。

　その状況下、最終ラップの6周目でダニエル・オルガド(ガスガス)が2分02秒276を出し、歴代コース記録を更に更新。ポールポジションを獲得した。2番手にオルトラ、記録はそのまま2分02秒541、3番手ルエダ2分02秒596。日本人ライダー山中は2分03秒462で15番手、古里は2分04秒071で18番手。

　明日の決勝は、5列目15番に山中、6列目18番に古里、7列目19番に鈴木が並んでスタートする。昨年は古里が14位で2ポイントを獲得したカタールGP、明日の決勝は日本人ライダーの更なる活躍を期待したい。

MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス2日目　予選結果
1 ダニエル・オルガド (ガスガス) 2分02秒276 (Q2)
2 イバン・オルトラ (KTM) 2分02秒541 (Q2)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分02秒596 (Q2)
4 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 2分02秒632 (Q2)
5 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ) 2分02秒672 (Q2)
6 ジョエル・ケルソ (KTM) 2分02秒691 (Q2)
7 リカルド・ロッシ (KTM) 2分03秒020 (Q2)
8 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 2分03秒059 (Q2)
9 ヴィセンテ・ペレス (KTM) 2分03秒166 (Q2)
10 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 2分03秒249 (Q2)
15 山中琉聖 (KTM) 2分03秒462 (Q2)
18 古里太陽 (ホンダ) 2分04秒071 (Q2)
19 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 2分04秒468 (Q1)