MotoGP第17戦タイGP MotoGPクラス1日目 フリー走行結果
2023/10/27
MotoGP第17戦タイGP MotoGPクラス1日目、フリー走行はタイ、チャン・インターナショナルサーキットで現地時間午前10時45分(日本時間午後12時45分)から45分間、行われた。気温33度、路面温度43度、湿度56%、雲はあっても晴れているドライコンディション。
ブラッド・ビンダー(KTM)が前後ハードタイヤを選択していた以外は、全員フロントソフト、リアハードタイヤを選択してスタートしていた。途中、タイヤを変えるなど試し、約20周前後の走行。トップはホルヘ・マルティン(ドゥカティ)1分30秒520、2位マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)1分30秒758、3位ポル・エスパロガロ(ガスガス)1分31秒012だった。日本人ライダーの中上貴晶(ホンダ)は11位、1分31秒599だった。
現地時間午後3時(日本時間午後5時)から60分で行なわれたプラクティスは、気温35度、路面温度40度、湿度50%、所々曇ったドライコンディション。序盤はタイヤ選択もそれぞれ違い、どのチームも、ブレーキなどのセッティングを調整していた。そんな中、今大会用デザイン、スペシャルヘルメットで参戦しているマルク・マルケス(ホンダ)の右腕に、前を行くマルティンのカーボンパーツらしき物が飛んできて当たるというハプニングがあった。
フリー走行に続き、プラクティスでも1位はマルティン。前後ミディアムタイヤを履いた18周目、1分30秒520の記録でトップに立った。マルティンは、そのまま1位の記録で60分のチェッカーを受けた後、3コーナーで転倒。2位はマルティンと0.098秒差の1分29秒924でビニャーレス、3位はビニャーレスのチームメイト、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)。タイムはトップと0.16秒差の1分29秒986。4位が前回、オーストラリアGP勝者のヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、1分30秒006。5位ルカ・マリーニ(ドゥカティ)1分30秒025、6位マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)1分30秒034、7位が現在ポイントランキングリーダーのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)1分30秒069、8位にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)1分30秒074、9位ブラッド・ビンダー(KTM)1分30秒121、10位アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)1分30秒130。以上10名は明日の予選Q2スタートとなる。
ポイントリーダーのバニャーヤにとっては、日本GP以来のQ2スタート。トップから10位までのタイム差、僅か0.304となったプラクティス、明日の予選はどうなるだろうか。日本人ライダー中上は、20位で1分30秒099、19位のエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)との差は僅か0.075、トップからも1.164秒差と、ポイント獲得、トップ10入りは十分に可能なタイムを残している。明日、明後日もしっかり応援して行きたい。
MotoGP 第17戦タイGP MotoGP1日目 プラクティス結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分29秒826 (Q2)
2 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分29秒924 (Q2)
3 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分29秒986 (Q2)
4 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ) 1分30秒006 (Q2)
5 ルカ・マリーニ(ドゥカティ) 1分30秒025 (Q2)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分30秒034 (Q2)
7 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分30秒069 (Q2)
8 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分30秒074 (Q2)
9 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分30秒121 (Q2)
10 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス) 1分30秒130 (Q2)
11 マルク・マルケス(ホンダ) 1分30秒195 (Q2)
12 フランコ・モルビデリ(ヤマハ) 1分30秒217 (Q2)
13 ジャック・ミラー(KTM) 1分30秒224 (Q1)
14 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分30秒262 (Q1)
15 ポル・エスパロガロ(ガスガス) 1分30秒268 (Q1)
16 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分30秒295 (Q1)
17 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分30秒343 (Q1)
18 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分30秒367 (Q1)
19 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 1分30秒915 (Q1)
20 中上貴晶(ホンダ) 1分30秒990 (Q1)
21 ミゲール・オリベイラ(アプリリア) 1分31秒104 (Q1)
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