MotoGP第12戦サンマリノGP MotoGP 1日目プラクティス
2023/09/08
MotoGP第12戦サンマリノGP MotoGPクラスのフリープラクティスがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた。
第11戦カタルニアGPでハイサイドを起こし、転倒後にブラッド・ビンダー(KTM)と接触があったフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)。轢かれた脚の状態は骨折といった重症ではなく、奇跡的に打撲で済んだ。木曜日のメディカルチェックで出走許可を得ることができ、第12戦に参戦することが決定している。また、バニャーヤのチームメイトであるエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)には左手、左足の骨折が判明しており、サンマリノGPを欠場。インドGPと日本GPの参戦も断念することが発表されている。KTMのテストライダーを務めているダニ・ペドロサ(KTM)が第4戦スペインGP以来、今季2度目のワイルドカード参戦。ドゥカティ陣営からは開発ライダーのミケーレ・ピロ(ドゥカティ)、ホンダ陣営からは高橋巧(ホンダ)が参戦し、アレックス・リンスの代役を務める。
フリー走行1は天候は晴れ、気温26度、路面温度33度のドライコンディションで、現地時間午前10時45分からスタート。セッションが60分間で行なわれた。初日最初に行なわれたセッションでトップに立ったのはワイルドカード参戦のピロ。1分31秒909を記録しフリー走行1でトップに立った。2位に1分32秒024のルカ・マリーニ(ドゥカティ)、3位には1分32秒066を記録したホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がつけている。ダニ・ペドロサは1分32秒250で6番手、怪我明けのバニャーヤは20番手でセッションを終えた。日本人ライダーの中上貴晶(ホンダ)は1分32秒571で19番手、高橋は1分37秒894で24番手につけている。
プラクティスも天候は晴れ、気温30度、路面温度44度というコンディションで現地時間15時から60分間で行われた。昨年と同じく速さを見せたのはドゥカティ勢。セッション前半はマルティンが1分31秒562でトップに立つとマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が続く。セッションの折り返しが迫る中、マルティンのトップタイムをペドロサが更新。1分31秒526を叩き出し、第4戦同様印象的な速さを見せつける。ペドロサはその後も1分31秒453までタイムを詰めるが、マルティンが更新。1分31秒416でトップに立った。終盤に入ると各車アタックを開始。前戦からの勢いそのままに、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が躍動する。残り10分でアタックを試みたビニャーレスはレコードブレイクとなる1分30秒972を叩き出しトップに浮上。誰もこのタイムを更新することはできないと思われたが、ベゼッキが1分30秒846でビニャーレスを逆転し再び記録更新することになった。2位にはビニャーレス、3位には1分31秒101を出したペドロサが入っている。日本人ライダーの中上は1分32秒107で20番手、高橋は1分35秒886で24番手で初日を終えた。
MotoGP第12戦サンマリノGP MotoGPクラス1日目プラクティス結果
1 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)1分30秒846
2 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)1分30秒972
3 ダニ・ペドロサ(KTM)1分31秒101
4 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)1分31秒177
5 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)1分31秒187
6 マルク・マルケス(ホンダ)1分31秒217
7 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)1分31秒220
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ)1分31秒247
9 ブラッド・ビンダー(KTM)1分31秒256
10 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)1分31秒536
11 ポル・エスパロガロ(ガスガス)1分31秒560
12 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)1分31秒619
13 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)1分31秒644
14 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)1分31秒710
15 ステファン・ブラドル(ホンダ)1分31秒715
16 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)1分31秒743
17 ジャック・ミラー(KTM)1分31秒781
18 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)1分31秒785
19 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)1分31秒821
20 中上貴晶(ホンダ)1分32秒107
21 ジョアン・ミル(ホンダ)1分32秒141
22 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)1分32秒354
23 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)1分32秒613
24 高橋巧(ホンダ)1分35秒886
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