MotoGP第11戦カタルニアGP MotoGPクラス1日目プラクティス結果
2023/09/02
MotoGP第11戦カタルニアGP MotoGPクラス1日目、フリープラクティス1はスペイン、バルセロナ-カタルニアサーキットで開催地時間午前10時45分(日本時間午後5時45分)から45分間行なわれた。気温25度、路面温度27度、湿度74%、ほぼ晴れた状態のドライコンディション。最初は、全ライダーがフロントをソフト、リアをミディアムタイヤでスタートした。開始5分、トップに立ったのはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)。その後、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)とアプリリア同士でトップを奪いあった。昨年、あと1周の所で、周回数を間違えて優勝を逃したアレイシ・エスパロガロは「ONE MORE LAP」というメッセージ入りスペシャルヘルメットで今大会に臨んでいる。
フリープラクティス1では、終盤5コーナーでマルク・マルケス(ホンダ)が転倒する姿があった。45分間のフリープラクティス1では、1番手アレイシ・エスパロガロ1分39秒809、2番手ビニャーレス1分40秒073、3番手ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)1分40秒273、4番手ブラッド・ビンダー(KTM)1分40秒859、5番手フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)1分40秒900、6番手ポル・エスパロガロ(ガスガス)1分40秒917、7番手ミゲール・オリベイラ(アプリリア)1分40秒944と2番手から7番手までが1分40秒台の接戦だった。唯一のMotoGPクラス、日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は、1分41秒406で20番手。
現地時間の午後3時(日本時間午後10時)から始まったプラクティスは60分間。気温28度、路面温度47度、湿度63%、晴れ切ったドライコンディション。開始10分弱で、中上はマシントラブルでストップ。中盤にはラウル・フェルナンデス(アプリリア)が12コーナーで転倒。セクター4にイエローフラッグが出された。12、13コーナー周辺では、ビニャーレスもマシンを振られたが、何とか持ち堪えていた。
最終ラップ、アレイシ・エスパロガロが歴代トップ記録となる1分38秒686を叩き出して、そのまま1番手。2番手にはビニャーレスが1分39秒048で入り、アプリリアの1-2となった。3番手には、チャンピオンシップリーダーのバニャーヤが1分39秒061、ビニャーレスとは0.013秒差だった。4番手ヨハン・ザルコは1分39秒257、ブラッド・ビンダー(KTM)は1分39秒346でトップ5に入った。トップのアレイシ・エスパロガロから10番手のマルティンまで僅か1.007秒以内という接戦。
好調なアプリリア、ドゥカティ、KTMに対して、ヤマハ、ホンダの日本メーカーは高速サーキットで苦戦しているようだ。2020年スズキでチャンピオンを獲り、9月1日に誕生日を迎え26歳になったばかりのジョアン・ミル(ホンダ)や2021年のチャンピオン尚かつ、昨年のカタルニアGP勝者のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)にも期待したい。1分40秒886で20番手の中上にも明日以降、注目していきたい。
MotoGP第11戦カタルニアGP MotoGPクラス1日目プラクティス結果
1 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分38秒686
2 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分39秒048
3 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分39秒061
4 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ) 1分39秒257
5 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分39秒346
6 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分39秒549
7 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分39秒550
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分39秒621
9 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 1分39秒628
10 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分39秒693
11 ポル・エスパロガロ(ガスガス) 1分39秒721
12 ジャック・ミラー(KTM) 1分39秒752
13 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分39秒757
14 ミゲール・オリベイラ(アプリリア) 1分39秒779
15 ルカ・マリーニ(ドゥカティ) 1分39秒807
16 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス) 1分39秒891
17 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分40秒106
18 フランコ・モルビデリ(ヤマハ) 1分40秒155
19 マルク・マルケス(ホンダ) 1分40秒249
20 中上貴晶(ホンダ) 1分40秒886
21 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分40秒895
22 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分41秒013
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