全日本RR第3戦SUGO【ST1000予選】激戦クラスで榎戸育寛が予選1番手
2023/05/20
今季初ポールポジションの榎戸育寛
全日本RR第3戦SUGOのST1000予選は榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が制した。
朝まで降り続いた雨が上がって1時間以上経過してから始まった予選。レインタイヤ、スリックタイヤが混在する状態でセッションがスタートした。
レインタイヤでコースインしたライダーも、コンディションを見ながらピットに戻ってタイヤを交換。
セッション折り返しを迎えるころ。状況を見ていた高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)がコースイン。いきなり1分32秒901をマーク。リーダーボードのトップに躍り出る。その直後にゼッケン1番をつける渡辺一馬(Astemo HondaDream SI Racing)が1分32秒489で逆転。渡辺は連続アタックを敢行し、1分31秒951とタイムを更新。その直後に開幕戦勝者の國峰啄磨(TOHO Racing)が1分31秒496と首位奪取。その後も渡辺、高橋裕紀、國峰が次々と自身のタイムを更新し、リーダーボードはくるくると入れ替わる。
セッション残り10分は1分30秒台前半での攻防。高橋巧(JAPAN POST HondaDream TP)が1分30秒023でトップ浮上。さらに1分29秒786と1分29秒台に突入。その直後に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が1分29秒638で逆転。さらには國井勇輝(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が1分29秒561でトップの座を奪取と激しいアタック合戦が続く。
最後の5分は1分29秒台での戦い。1分29秒172と真っ先に1分29秒台前半に入ったのは榎戸。最後の最後に渡辺が渾身のアタックをかけるが1分29秒523で2番手にとどまる。これで榎戸のポールポジションが確定した。
榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)
「だんだんコンディションがよくなるのは分かっていたので、残り5分での勝負になるだろうと思っていました。見極めが必要でした。残り20分のときにコースに出ていき、残り5分で合わせました。想定タイムは作っていません。周りと比べて、サインボードを見て、自分と相談しながら進めました。サインボードにはずっと『P2』って出されていたんです。でも最終的にトップだったからよかったです」
「事前テストから調子はいいので、ねらうは優勝です。おもしろいレースにしたいです。接戦になるでしょうが、最終的にはトップでチェッカー受けたいです」
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