全日本RR第3戦SUGO【J-GP3予選】池上聖竜が全日本初ポールポジション
2023/05/20
ポールポジションを喜ぶ池上聖竜とチーム監督の長島哲太
全日本ロードレース第3戦SUGOのJ-GP3クラス予選は池上聖竜(TN45 with MotoUP Racing)がトップタイムをマークした。
朝まで降っていた雨は上がったものの、ウエットコンディションでのタイムアタック。一部のラインは乾き始めているという難しいコンディションで開始された。
真っ先に1分46秒台をマークしたのは高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)。高杉は連続タイムアタックして1分44秒台に突入。彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)が1分45秒136と追いかける。高杉はさらにタイムを詰めて1分43秒342。対する彌榮は1分44秒011と迫り、ついに1分43秒782と1分43秒台に突入。さらに大和颯(BREASTO B-TRIBE RACING)も1分43秒923と彌榮に続く。
残り12分。高平理智(Team TARO PLUSONE)が1分43秒022とトップ浮上。一度ピットに入り、再度アタックを開始した高杉が1分42秒955で逆転。高平が1分42秒882で再逆転。高杉は1分42秒661と応戦。
残り6分。大和が1分41秒693と1分41秒台に突入してトップ浮上。高平が1分41秒480で逆転、残り2分で池上が1分40秒219と稀に見るタイムアタック合戦が展開。その結果、池上が全日本初ポールポジションを獲得。高平2番手、大和3番手と、フレッシュな顔ぶれのフロントロウとなった。
池上聖竜(TN45 with MotoUP Racing)
「メチャクチャうれしいです。前回のもてぎは予選、決勝とそこそこ走れたのですが、最後に転倒しちゃいました。今日はレインコンディションで苦しかったけれど、終わるころにはドライコンディションになってきました。残り13分くらいでピットに入ったら、長島(長島哲太監督)さんに『ドライタイヤ履いて行ってみよう』って言われました。それまでは13番手くらいでした」
「去年からJ-GP3クラスに参戦していますが、初めてのポールポジションです。スタートは自信があるので、明日は1周目はトップで戻りたいです。(チャレンジクラスでの参戦でマシンがノーマルだから)最後はトップ6でゴールするのが目標です」
こんな記事も読まれています