全日本RR第3戦SUGO【ST600予選】阿部恵斗がセッション最後に逆転し予選トップへ

2023/05/20

今季はアジア選手権とダブル参戦し、経験値を増している阿部恵斗

　全日本RR第３戦SUGOのST600予選は阿部恵斗（51GARAGE kupu Racing YAMAHA）がトップタイムをマークした。

　昨夜からの雨に加え、ST600予選開始直前まで小雨が降っていたため、路面コンディションはフルウエット。しかしST600の30分のタイムアタック開始と同時に雨は上がり、上空が明るくなってきた。

　真っ先に1分42秒台をマークしたのは長尾健吾（TBB TEAMKENKEN YTch）。一方、開幕戦ポールポジション獲得の芳賀涼大（WORK NAVI Nitro Racing）は転倒。

　セッション中盤。阿部が1分42秒台前半にタイムを入れてトップ浮上。長尾、中山耀介（ITORACING SHOTA BORG CUSTOM）も1分42秒台前半に突入。すると阿部は1分42秒051と１分42秒フラットをマーク。さらに1分41秒283と大きくタイムを詰める。
　セッション残り10分。小山知良（JAPAN POST HondaDream TP）が1分42秒217で2番手浮上。次の瞬間、菅原陸（Nippon Pioneer GarageL8 RT）が1分42秒193で小山をかわすなど、2番手争いが熾烈に。

　セッション残り5分でさらに阿部も含めてのポールポジション争いが激化。菅原が1分41秒265と阿部を逆転。阿部は1分40秒491と再逆転。長尾が1分41秒147と2番手浮上するも阿部が1分40秒台でポールポジション獲得となった。