全日本RR第6戦オートポリス【J-GP3決勝】激戦の末に尾野弘樹が今季2勝目
2022/08/28
全日本第6戦オートポリスJ-GP3決勝は尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が優勝した。
決勝日も好天に恵まれたオートポリス。日差しは強いが、秋風が吹き抜けている。
スタート進行が始まり、ライダー紹介、ウオームアップラップを終え、再度グリッドにつく各車。このとき上原大輝(Team Plusone)のマシンのエンジンが止まり、エンジン始動を試みたものの体勢を崩してマシンを倒してしまう。これでスタートディレイ。全車ピットに戻り、仕切り直しとなる。
改めてグリッドにつき直して周回数は予定されていた15周のまま15分遅れでスタート。上原は最後尾グリッドについた。好スタートを切ってホールショットを奪ったのはディフェンディングチャンピオンの尾野。木内尚汰(Team Plusone)、高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)と続く。オープニングラップから尾野と木内が順位を入れ替える激しいトップ争いを展開。高杉は徳留真紀(MARUMAE MTR)、彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)から3位争いを挑まれる。
3周目。トップ争いを展開する尾野と木内はサイドbyサイドの争いを継続。その後ろでは、高杉、徳留、彌榮の3位争いに最後尾スタートの上原が追いつき、4台での熾烈な争いに発展。上原は4周目にセカンド集団トップに浮上。あっという間に集団から抜け出すと、猛然と首位争いを追いかけ始めた。
ラスト5周。上原がトップ集団のテールにつけた。レース終盤は完全に3台でのトップ争いになる。メインストレートでは3台が横一線に並ぶ。
3台は最後まで順位を入れ替える激戦を展開。真っ先にラストラップに突入したのは木内。しかし木内、尾野、上原はコーナーごとに順位を入れ替える。この激戦を制したのは尾野。木内は0.005秒差の2位。最後尾スタートの上原は優勝こそ叶わなかったものの、3位表彰台を獲得した。
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