MotoGP第12戦イギリスGP MotoGP決勝
2022/08/08
MotoGP第12戦イギリスGP、MotoGPクラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温22度、路面温度43度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションからヨハン・ザルコ(ドゥカティ)がレースをリード、序盤はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、バニャーヤの順で続く。
クアルタラロは4周目にロングラップペナルティを消化、5番手に後退する。ザルコは4周目までトップをキープするが、5周目の8コーナーで転倒。これでミラーがトップに浮上するが6周目にはアレックス・リンス(スズキ)がトップに立つ。
トップに立ったリンスは8周目には2番手以下にコンマ7秒とリードを広げるが、9周目以降にその差が縮まり、7周目にミラーを交わして2番手に浮上したバニャーヤがリンスとの差を縮める。
バニャーヤは12周目の6コーナーから7コーナーの間のストレートでリンスを交わしてトップに浮上。14周目にリンスを交わしたミラーが2番手に上がり、ドゥカティがワンツーで終盤を迎えるが、18周目にビニャーレスがミラーを交わして2番手に浮上。
ビニャーレスはトップを行くバニャーヤと接戦を繰り広げ、残り2周で一度は前に出たものの、バニャーヤもすぐにトップを奪還。最終的にコンマ0秒426差でバニャーヤがトップでチェッカーを受け、今シーズン最多となる4勝目を記録した。
2位にビニャーレスが入賞し、前戦オランダGPに続いて連続表彰台を獲得、アプリリアでのベストリザルトとなった。ミラーが3位に入賞し、今シーズン4回目となる表彰台を獲得した。
4番手争いは最終ラップの16コーナーでホルヘ・マルティン(ドゥカティ)を交わして前に出たエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が制して4位入賞。マルティンが僅差の5位に入賞。
ミゲール・オリベイラ(KTM)が残り2周で6番手に上がり6位入賞。リンスは7位でチェッカーを受けた。クアタラロは8位に入賞。土曜日のFP4の激しい転倒で負ったケガを抱えた状態で出走したアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)は9位でゴール。マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が10位に入賞。
ブラッド・ビンダー(KTM)が11位、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が12位に入賞。中上 貴晶(ホンダ)は序盤は17番手で周回を重ねたが、周回ごとに前を行くライダーを交わし、最後はポル・エスパロガロ(ホンダ)との接戦を制してホンダ勢トップとなる13位に入賞。ポル・エスパロガロが14位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が15位に入賞した。
アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)は16位、アレックス・マルケス(ホンダ)は17位、レミー・ガードナー(KTM)は18位、ステファン・ブラドル(ホンダ)は19位、ダリン・ビンダー(ヤマハ)は20位、ラウル・フェルナンデス(KTM)は21位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は22位でゴール。
ジョアン・ミル(スズキ)は8番手走行中の15周目の7コーナーで転倒リタイア。ザルコは転倒後、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いではクアタラロがランキングトップをキープ。ランキング2位のアレイシ・エスパロガロとの差は22ポイントとなり、優勝したバニャーヤがランキング3位に浮上。クアルタラロとバニャーヤのポイント差は49ポイントとなった。
MotoGP第12戦イギリスGP MotoGPクラス決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
3 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
4 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
5 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
6 ミゲール・オリベイラ(KTM)
7 アレックス・リンス(スズキ)
8 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
9 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
10 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
11 ブラッド・ビンダー(KTM)
12 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
13 中上 貴晶(ホンダ)
14 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
15 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
16 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
17 アレックス・マルケス(ホンダ)
18 レミー・ガードナー(KTM)
19 ステファン・ブラドル(ホンダ)
20 ダリン・ビンダー(ヤマハ)
21 ラウル・フェルナンデス(KTM)
22 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
R ジョアン・ミル(スズキ)
R ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
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