マルク・マルケスが右上腕骨手術を決意
2022/05/29
レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスがイタリアGP予選終了後に記者会見を行ない、右上腕骨の手術を受けることを決断したことを発表した。マルケスはイタリアGP後のレースを欠場し、5月31日にアメリカのミネソタ州ロチェスターにあるマヨ・クリニックに向かい、手術を受けることになった。手術後の回復期間を終えた後、スペインに戻り、リハビリを行ない、リハビリ期間は医師が回復具合を見て判断する。2020年のスペインGPで右上腕を骨折した後、これまでに3回の手術を受けていたマルケスだが、ここ数カ月回復が感じられず、専門家とマルケス自身の医療チームで手術を受けるかの検証を行ない、4回目の手術を受ける決断に至った。
「残念ながら、2022シーズンを一旦休むことになりました。マドリードの医療チームと頑張った数ヵ月間、フィジカル的には回復してきましたし、右腕の違和感がなくなり、レースに出ることはできましたが、上腕骨の動きが思うようにいかず、バイクにしっかりと乗り、自分が設定した目標を達成できませんでした。このため、自分の医療チーム、サミュエル・アンツーニュア医師およびアンゲル・コトッロ医師、そしてマヨ・クリニックのスペシャリストと相談した結果、正しいポジションでバイクに乗り、現在ある可動部の限界をなくすために新たに手術をすることに決めました。個人的には、モチベーションも気力もマックスで、トップレベルで戦えるように体調を整えることに全力を尽くします。いつもサポートしてくれている家族、最も信頼を置いている人たち、レプソル・ホンダチーム、医療チーム、そしてだれよりもいい時も悪い時も支えてくれているファンの皆様に感謝しています」とマルケス。
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