アジアロードレース選手権第1戦タイ
2022/03/28
アジアロードレース選手権の開幕戦がタイのブリーラムで開催された。アジアロードレース選手権は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2020年、2021年のほぼ2シーズン、レースを開催することができず、2020年の開幕戦以来、2年ぶりのシリーズ再開となった。
開幕戦はタイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナルサーキットで開催され、直前に2日間のテストセッションが行なわれた。
今シーズンのアジアロードレース選手権は、ASB1000クラスに伊藤 勇樹(ヤマハ)がヤマハ・レーシングチーム・アセアンから継続参戦。埜口 遥希(ホンダ)がSDGモータースポーツ・ハルクプロ Ph.から新規参戦する。AP250クラスには井吉 亜衣稀(カワサキ)がモチュール・スナイパー・マニュアル・テックレーシングチームより参戦。UB(アンダーボーン)150クラスには上江洲 葵要(ヤマハ)がチーム・ワン・フォー・オールより参戦する。
ASB1000クラスでは埜口が予選3番手からスタートし、レース1では最後までトップ争いに加わったものの、最終ラップの最終コーナーでマシンの挙動を乱し、3位でゴール。デビュー戦で表彰台に立った。埜口はレース2でもトップ争いに加わったが、最終ラップの最終コーナーのブレーキングでラインを外し、3位でゴールラインを通過したものの、トラックリミットオーバーにより1ポジションダウンの4位となった。
伊藤はレースウイークを通じてトラブルに悩まされ、予選12番手からレース1、レース2共に10位に入賞した。
AP250クラスの井吉は予選11番手からスタート。レース1では序盤からトップ争いに加わったが、最終ラップの最終コーナーで目の前のライダーの接触転倒に巻き込まれてしまう。すぐにマシンを起こして再スタートし、7位でゴール。レース2でもレースをリードする走りを見せ、トップ争いに加わったが、最終ラップの最終コーナーでインに入って来たライダーに押し出され、6位でゴールとなった。
UB150クラスの上江洲は予選12番手、レース1ではトップ集団に加わり6位に入賞。レース2で11位に入賞した。
ASB1000クラスではレース1でザクワン・ザイディ(ホンダ)、レース2でアピワット・ウォンタナノン(ヤマハ)が優勝。SS600クラスではレース1でアンディ・ファリド・イズデイハール(ホンダ)、レース2でヘルミ・アズマン(ホンダ)が優勝。
AP250クラスではレース1でレザ・ダニカ・アレンズ(ホンダ)が、レース2でアンディ・ファドリ(ホンダ)が優勝。UB150クラスではレース1でイズアット・ザイディ(ヤマハ)、レース2でアフィフ・アーラン(ヤマハ)が優勝した。
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