走行中のフロントライドハイトデバイスの使用禁止
2022/03/22
FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は3月22日、グランプリコミッションが18日にパフォーマンスの向上と開発コストの増加を防止する目的で、要求されていたライドハイトデバイスに関する2つの代替案を検討した結果、満場一致で以下の規則が承認されたことを発表した。
競技規則(2023年施行)
モーターサイクルの走行中にモーターサイクルのフロントライドハイト(フロント車高)を変更または調整する装置の使用は禁止される。
テクニカルディレクターの決定は、フロントライドハイトデバイスを構成するかを決定するときに最終的なものとなり、レーススタート時にワンショットでのみ動作するデバイス(ホールショットデバイス)は許可される。
ライドハイトデバイスは、スタート時のウイリーを抑制するためにフロントにドゥカティが採用し、各メーカーも追随。現在はリアにも採用されているデバイス。ドゥカティは今シーズンのテストから、フロントのライドバイトデバイスを走行中にも作動できるようなシステムを導入していた。2023年から禁止されるのは走行中に作動するフロントライドハイトデバイスのみで、スタート時にフロントフォークを縮める、いわゆるホールショットデバイス(スタート時の1回のみ)は今後も使用可能で、リアのライドハイトデバイスに関しては言及されていない。
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