2022年シーズンMotoGPシリーズがカタールで開幕
2022/03/04
2022年シーズンのMotoGPシリーズが、カタールのルサイル・インターナショナルサーキットで開幕する。
これまでロサイル・インターナショナル・サーキットと呼ばれていたサーキット名称はカタール政府の意向により、ルサイル・インターナショナル・サーキットと名称変更されることになった。
木曜日には各クラスの集合写真撮影、記者会見などが行なわれた。MotoGPクラスではグリッドに全ライダーとマシンが整列。『UNITED FOR PEACE(平和のために)』というウクライナ侵攻に対するメッセージも表明した。
MotoGPクラスの昨年のチャンピオン、ファビオ・クアルタラロは「正直に言うと、戻って来たことは最高。シーズン終了後の数週間はあっという間に過ぎたけど、開幕戦に近づくと、最後の1週間は長かった。プレシーズンは良かった。もう少しトップスピードを期待していたけど、仕方がない。とにかく、僕たちは100%を尽くさなければいけない。準備はできている。明日のスタートが楽しみ。最大のライバル?それは本当に難しい。昨年は5~6人だったと言うことができたけど、今は誰でも、と言うことができるだろう。当然、この会見に出席しているライダーたちがいるけど、誰と言うことは難しい。ハッキリとした対戦者を見極めるには、もう少し待つ必要がある。ライダーやマシンのレベルにそれほど大きな違いがないことは良いこと。10年ほど前は、数人とその他だったことを憶えているけど、今は基本的に全員が非常に接近し、ライダーのレベルは本当に高い。かつてないほどに接近していると思う。それは楽しい」とコメント。
MotoGPクラスでは昨年はエンジン本体の開発が凍結されていたが、今年は各ファクトリー共に2年ぶりに新型エンジンを搭載したマシンを投入する。昨年終了後のヘレス、今年に入ってセパン、マンダリカと3回のテストが行なわれてきたが、クアルタラロの言葉どおり、今シーズンも接戦が繰り広げられることは間違いないだろう。
日本人ライダーでは、MotoGPクラスに中上 貴晶(ホンダ)、Moto2クラスに小椋 藍(カレックス)、Moto3クラスに佐々木 歩夢(ハスクバーナ)、鈴木 竜生(ホンダ)、鳥羽 海渡(KTM)、山中 琉聖(KTM)、古里 太陽(ホンダ)の7名が参加する。昨年のイデミツ・アジア・タレントカップで全勝でタイトルを獲得し、グランプリのMoto3クラスに抜擢された古里はテストで負ったケガのために残念ながら開幕戦は欠場することになった。
開幕戦カタールGPはMotoGPクラスはナイトセッションでの開催。イデミツ・アジア・タレントカップの開幕戦も併催。初日はMoto3クラスのフリー走行1回目が日本時間本日17時50分よりスタート予定。
こんな記事も読まれています