MotoGP第17戦アルガルベGP MotoGP決勝
2021/11/08
MotoGP第17戦アルガルベGP、MotoGPクラスは、ポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは時差とテレビ放映の関係からMoto3クラスの決勝に続いて2番目の決勝レースとして開催。気温21度、路面温度29度のドライコンディションの下、25周の予定でスタートしたが、23周目の13コーナーで、11番手を争っていたイケル・レクオナ(KTM)とミゲール・オリベイラ(KTM)転倒したため赤旗となり、レース成立となった。
ポールスタートのバニャーヤはスタートからレースをリード。序盤はジョアン・ミル(スズキ)が2番手に続き、トップ争いを展開したが、7周目あたりからバニャーヤが差を広げると、中盤には1秒以上のリードを取ってトップを独走。赤旗時点で2番手に約2秒半のリードをキープし、今シーズン3勝目を記録した。
2位にミルが続き、今シーズン6回目の表彰台を獲得。3位にジャック・ミラー(ドゥカティ)が入賞した。ミラーは中盤にはアレックス・マルケス(ホンダ)に交わされて4番手に後退したが、21周目に再び3番手に浮上し、3位表彰台を確保。アレックス・マルケスは中盤に3番手に上がり、2番手のミルとの差を縮めたものの、終盤にミラーに交わされ、0秒051の僅差でインディペンデントトップ、今シーズンベストリザルトとなる4位に入賞した。
5位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が入賞し、インディペンデントライダーランキングトップを確定。6位にポル・エスパルガロ(ホンダ)が続いた。
ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は中盤まで3番手争いに加わっていたが、7位でゴール。8位にアレックス・リンス(スズキ)、9位にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、10位にブラッド・ビンダー(KTM)が入賞。
Q1での転倒により最後尾グリッドからスタートした中上 貴晶(ホンダ)は、朝のウォームアップセッションでは5番手タイムを記録。決勝では追い上げて11位に入賞した。ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が12位、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が13位、アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)が14位、ステファン・ブラドル(ホンダ)が15位に入賞。
マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)は16位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)は17位でゴール。
赤旗の原因となった転倒で、オリベイラとレクオナはリタイア。アクシデントは13コーナー進入でオリベイラのインをついたレクオナが転倒し、オリベイラが巻き込まれたことが原因だった。
前戦でチャンピオンを決めたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は21周目の5コーナーで転倒を喫し、リタイア。決勝では今シーズン初の転倒で、初のノーポイントレースとなった。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は8周目の1コーナーで転倒リタイア。ダニロ・ペトルッチ(KTM)は1周目の4コーナーで転倒リタイアに終わった。
最終戦を残して、コンストラクターズタイトルをドゥカティが確定。ドゥカティ・レノボ・チームがチームタイトルも確定させた。
MotoGP第17戦アルガルベGP MotoGPクラス決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ジョアン・ミル(スズキ)
3 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
4 アレックス・マルケス(ホンダ)
5 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
6 ポル・エスパルガロ(ホンダ)
7 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
8 アレックス・リンス(スズキ)
9 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
10 ブラッド・ビンダー(KTM)
11 中上 貴晶(ホンダ)
12 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
13 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
14 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
15 ステファン・ブラドル(ホンダ)
16 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
17 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
R ミゲール・オリベイラ(KTM)
R イケル・レクオナ(KTM)
R ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
R アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
R ダニロ・ペトルッチ(KTM)
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