MotoGP第17戦アルガルベGP Moto3決勝
2021/11/08
MotoGP第17戦アルガルベGP、Moto3クラスは、ポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベで決勝レースを行ない、ペドロ・アコスタ(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温19度、路面温度26度のドライコンディションの下、21周で争われた。
レースをリードしたのはデニス・フォッジア(ホンダ)。フォッジアは2周目にトップに立つと、終盤まで10台前後のマシンによるトップ集団をリードする。
14番グリッドからスタートしたアコスタは序盤はトップ集団の中の後方で周回を重ねながらポジションを挽回。中盤の9周目の5コーナーで2番手に浮上し、フォッジアと接戦を展開する。接戦の中で一度は5番手に後退したアコスタだったが、終盤に再び2番手に浮上。フォッジア、ダリン・ビンダー(ホンダ)とトップ争いを展開。19周目の3コーナーでアコスタがトップに立つが、20周目にはフォッジアがトップを奪い返し、最終ラップを迎える。
3コーナーでアコスタがフォッジアのインをついてトップに浮上。続いてフォッジアを交わそうとしたビンダーが、フォッジアと接触。フォッジアは転倒し、アウト側にいたセルジオ・ガルシア(ガスガス)も巻き込まれて転倒してしまう。
フォッジアはその場でリタイアとなり、アコスタがトップでチェッカーを受け、アコスタがタイトルを確定させた。
最終ラップの3コーナーの混乱の中で、2番手に浮上したアンドレア・ミーニョ(ホンダ)が2位に、ニッコロ・アントネッリ(KTM)が3位に入賞した。
4位にジェレミー・アルコバ(ホンダ)、5位にイサン・グエバラ(ガスガス)が入賞。ロングランペナルティを受けながら終始トップ集団で周回を重ねた佐々木 歩夢(KTM)が6位に入賞。
7位にロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)、8位にチャビエル・アルティガス(ホンダ)、9位に鈴木 竜生(ホンダ)、10位にフィリップ・サラッチ(KTM)に入賞した。
國井 勇輝(ホンダ)は20位、山中 琉聖(KTM)は21位でゴール。鳥羽 海渡(KTM)は1周目に転倒を喫し、その後、一度ピットに戻った後、再びコースインしたが、トップから8周遅れで完走扱いとはならなかった。
ランキング2位のフォッジアはタイトル争いの決着を最終戦まで持ち込もうとレースを引っ張ったが、ビンダーに接触されて転倒リタイアに終わり、この接触は審議対象となり、ビンダーは4位でチェッカーを受けたものの、失格となった。
MotoGP第17戦アルガルベGP Moto3クラス決勝結果
1 ペドロ・アコスタ(KTM)
2 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
3 ニッコロ・アントネッリ(KTM)
4 ジェレミー・アルコバ(ホンダ)
5 イサン・グエバラ(ガスガス)
6 佐々木 歩夢(KTM)
7 ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
8 チャビエル・アルティガス(ホンダ)
9 鈴木 竜生(ホンダ)
10 フィリップ・サラッチ(KTM)
11 アドリアン・フェルナンデス(ハスクバーナ)
12 カルロス・タタイ(KTM)
13 ダニエル・オルガド(KTM)
14 ジョエル・ケルソ(KTM)
15 アルベルト・スーラ(ホンダ)
16 ステファノ・ネパ(KTM)
17 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
18 リカルド・ロッシ(KTM)
19 ジャウメ・マシア(KTM)
20 國井 勇輝(ホンダ)
21 山中 琉聖(KTM)
22 アンディ・イズデイハール(ホンダ)
鳥羽 海渡(KTM)
R デニス・フォッジア(ホンダ)
R セルジオ・ガルシア(ガスガス)
R ジョン・マクフィー(ホンダ)
失格 ダリン・ビンダー(ホンダ)
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