全日本RR第7戦オートポリス【J-GP3決勝】尾野弘樹が独走優勝&逆転チャンピオンへ
2021/09/19
左から、2位の徳留、優勝した尾野、3位の細谷
全日本ロードレース第7戦オートポリスのJ-GP3クラスは尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)が優勝した。
台風の影響も消え、朝から秋らしい空気に包まれた決勝日。好スタートを切ったのはポールシッターの尾野。高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)、小室旭(Sunny moto Planning)が予選順位のままでオープニングラップを終え、3台でトップ集団を形成。その後方では徳留真紀(マルマエMTR)、細谷翼(realize racing team)、田中風如(WJ-FACTORY)、木内尚汰(TEAM PLUSONE)の4台が4位争いを開始する。
トップ3台はそれぞれ1秒ほどの間隔を開けて周回を重ねる。その差は徐々に広がる様相。一方の4位争いは徳留と細谷がドッグファイトを展開。ここに田中との6位争いを制した木内が加わり3台での激しい争いに発展。
レース中盤。3台の4位争い集団が小室との差を詰め始め、4台での表彰台争いに移行。そして11周目に細谷が小室を捕らえて3番手浮上。細谷が引っ張る表彰台争い集団は2番手走行の高杉も飲み込んで5台の2位争いへと発展する。
13周目。細谷がついに高杉を捕らえて2番手浮上。徳留が3番手浮上と激しく順位が入れ替わる。
後方の激しい2位争いを尻目に尾野はトップ独走優勝。2位争いは最終ラップで前に出た徳留に軍配。細谷が3位表彰台を獲得。最終戦をポイントリーダーで迎えた小室は4位フィニッシュとなり、タイトルは尾野の手に渡った。
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