全日本RR第7戦オートポリス【JSB1000レース1】中須賀克行が圧勝
2021/09/18
「決勝は落ち着いて走ることができた」と中須賀
優勝
中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「予選から波乱の展開で、チームには迷惑をかけました。でもそのバタバタのお陰で、決勝は落ち着いて走れることができました。ここは地元でヤマハの旗を降ってくれる人も多く、みんなから後押しを受けて前だけを見て走ることができました。プレッシャーもありましたが、優勝できて明日に向けていいレースになりました」
「決勝はこれまでと路面温度が変わり、タイヤのグリップは低いかなと感じましたが、コントロール下だったので、落ち着いて自分の走りを目指しました。ただ、アベレージベストよりも遅いので、その部分では悔いが残っています。現状の中では出し切れているので、ポジティブにとらえてやるべきことをやっていきたいです」
「毎戦そうですが、自分のやるべきことをやり常に優勝を目指しています。今シーズン最後の明日のレースでもそれは替わりません。そのために今までずっと準備してきたし、チームもいいマシンで送り出してくれています。100パーセントを出せるように頑張ります」
2位
濱原颯道(Honda Dream RT桜井ホンダ)
「僕も頑張ってるんだけどなーと思いながら、中須賀選手がどんどんどんどん離れてしまいました。だから2位は絶対に取りたいと思っていました。後ろから亀井選手が来ていましたが、今出せるリザルトは出せたかなとは思います」
「前に1回2位になっているから、そのときよりはうれしくないです。中須賀選手にただ離されているだけでバトルもできず、淡々と終わってしまったレースで、2位という実感もあまりありません。サインボードで後ろとの差を出してもらうっていうのを頼み忘れていたので、今の順位と残り周回数しか分かっていませんでした。1コーナーで亀井選手との差を確認しながら、追いつかれたらペースを上げて、というふうに走りました。最後の最後に絶対仕掛けてくると思ったので、そのときにタイヤの余力を残しておこうって、決して余裕があった訳ではないけど、最後に2位になるためにどうするかを見ていました」
3位
亀井雄大(Honda Suzuka Raceing Team)
「うれしいような、うれしくないような3位です。濱原選手に追いつく予定でしたが、ラスト3、4周くらいのときにペースを上げる余裕が向こうにはあったみたいで、それで追いつくことができずに終わってしまいました。悔しいです。予算の都合で事前テストには参加できていなくて、昨日も走行が1本つぶれてしまった、そんな中では最低限のことはできたかなと思います」
「足のケガは、痛み止めを飲んでいれば大丈夫という状態です。前を抜きたかったけれど、現状では出し切れたと思います。今日のレースでデータが取れたので、それを確認して、明日のレースでは中須賀選手に最初の5周くらいでもついていきたいです。今日は名越選手が上位からいなくなりましたが、明日は同じミスをしてくれないだろうし、清成選手はグリッドが後方なので、濱原選手と名越選手との三つどもえになるんじゃないかなと思っています。序盤にいかに上げられるかです」
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