全日本RR第7戦オートポリス【ST600予選】長尾健吾がPP、難しいコンディションを制す
2021/09/18
「最終戦でポールtoウインになればかっこいいな」と長尾
全日本第7戦オートポリスのST600予選は長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)がポールポジションを獲得した。
台風の影響を受けて金曜日の合同走行は午後がキャンセルとなった。翌土曜日は台風と共に強い雨風も去ったが、依然として不安定な天候だった。朝から小雨が降ったり日が差したりの繰り返し。コースコンディションもラインが乾いたり、フルウエットになったりと次々に替わる。
路面状況を見ながらタイムアタックのタイミングを計る各車。セッションの大半でリーダーボードのトップに名を掲げたのは芳賀涼大(ニトロレーシング41YAMAHA)。
セッション残り5分を切ったところで各車タイムアタックを敢行。長尾が2分00秒004でトップ浮上。ランキングリーダーとして最終戦に挑む埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)が1分59秒960で逆転。その直後に菅原陸(保険職人 GBSレーシング YAMAHA)が1分59秒506でトップ浮上。埜口は1分58秒517で再逆転とめまぐるしいポールポジション争いが展開。
最後は長尾が1分57秒596でポールポジションを獲得。菅原は2番手、3番手に阿部恵斗(Webike チームノリックヤマハ)というフロントロウ。2列目には埜口、荒川晃大(MOTO BUM HONDA)、小山知良(日本郵便 HondaDream TP)がマシンを並べることになった。
長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)
「2週間前の岡山ラウンドで負けて、今回のオートポリスラウンドでも、事前テストからフィーリングがよくなかったので、どう走ろうかというところから始まりました。昨日もコンディションが悪くて走行がしっかりできていません。今日はレインタイヤでコースに出てみたら、後半セクションはドライコンディションだったので、残り10分に賭けました。濡れている路面をドライタイヤで走った経験が活きました。まさかポールポジションとは思わなかったから、うれしいです。決勝はポールtoウインとなればかっこいいとは思います。でもテストでの手応えはないです。集中してコーナーの一つ一つを抜けていこうと思います」
こんな記事も読まれています