MotoGP第11戦オーストリア、Moto3クラスは、オーストリアのレッド・ブルリンクで2日目の予選を行ない、ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）が1分35秒850でポールポジションを獲得した。

　Moto3クラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはイサン・グエバラ（ガスガス）。グエバラはFP3でトップタイムを記録し総合トップでQ2に進んだ。フリー走行総合15番手以下のライダーによって争われるQ1でリカルド・ロッシ（KTM）がトップタイムを記録、Q1上位の4人を加えた18名のライダーによって、Q2は気温29度、路面温度37度のドライコンディションで争われた。

　Q2では開始3分半すぎに鈴木 竜生（ホンダ）が1分35秒921でリーダーボードのトップに立つ。残り3分を切ったところでフェナティが1分35秒850とファステストを更新してトップに浮上し、今シーズン初ポールポジションを獲得した。

　2番手に1分35秒921で鈴木。フリー走行総合13番手でQ2に進んだ鈴木だったが、Q2
ではファステストを記録してリーダーボードのトップに立った次の周回の9コーナーで、インに入って来たガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）に接触されて転倒。鈴木のタイムアタックはここで終了してしまったが、鈴木のタイムを上回ったのはフェナティのみで、鈴木は今シーズン4回目のフロントロウを獲得。3番手に1分36秒060でジェレミー・アルコバ（ホンダ）が続いた。

　4番手に1分36秒093でジャウメ・マシア（KTM）、5番手に1分36秒104でデニス・オンジュ（KTM）が続き、佐々木 歩夢（KTM）が6番手に。佐々木はフリー走行総合9番手でQ2に進み、Q2では1分36秒169を記録した。

7番手に1分36秒207でペドロ・アコスタ（KTM）、8番手に1分36秒224でガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）。Q2で鈴木に接触したロドリゴは、FP3では3コーナーで山中 琉聖（KTM）と接触して転倒しており、FP3終了後にペナルティとして、今レースの決勝をピットレーンからスタートすることが決まっている。9番手に1分36秒233でデニス・フォッジア（ホンダ）、10番手に1分36秒241でステファノ・ネパ（KTM）の順で続いた。

　鳥羽 海渡（KTM）はフリー走行総合17番手でQ1に進み、Q1ではセッション4番手でQ2に進出。Q2では1分36秒398を記録して予選総合13番手。國井 勇輝（ホンダ）はフリー走行総合21番手でQ1に進み、Q1ではセッション6番手、Q1で記録した1分36秒792で予選総合20番手。

　山中 琉聖（KTM）はFP3でロドリゴに接触されて転倒したことで左上腕骨を骨折し、今レースを欠場することになった。

MotoGP第11戦オーストリアGP Moto3クラス2日目予選総合結果
1 ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ） 1分35秒850 （Q2）
2 鈴木 竜生（ホンダ） 1分35秒921 （Q2）
3 ジェレミー・アルコバ（ホンダ） 1分36秒060 （Q2）
4 ジャウメ・マシア（KTM） 1分36秒093 （Q2）
5 デニス・オンジュ（KTM） 1分36秒104 （Q2）
6 佐々木 歩夢（KTM） 1分36秒169 （Q2）
7 ペドロ・アコスタ（KTM） 1分36秒207 （Q2）
8 ガブリエル・ロドリゴ（ホンダ） 1分36秒224 （Q2）
9 デニス・フォッジア（ホンダ） 1分36秒233 （Q2）
10 ステファノ・ネパ（KTM） 1分36秒241 （Q2）
11 イサン・グエバラ（ガスガス） 1分36秒354 （Q2）
12 リカルド・ロッシ（KTM） 1分36秒369 （Q2）
13 鳥羽 海渡（KTM） 1分36秒398 （Q2）
14 セルジオ・ガルシア（ガスガス） 1分36秒409 （Q2）
15 ジョン・マクフィー（ホンダ） 1分36秒455 （Q2）
16 カルロス・タタイ（KTM） 1分36秒482 （Q2）
17 フィリップ・サラッチ（ホンダ） 1分36秒603 （Q2）
18 ダリン・ビンダー（ホンダ） 1分36秒722 （Q2）
19 ダビド・サルバドール（ホンダ） 1分36秒627 （Q1）
20 國井 勇輝（ホンダ） 1分36秒792 （Q1）
21 アンドレア・ミーニョ（ホンダ） 1分36秒837 （Q1）
22 アドリアン・フェルナンデス（ハスクバーナ） 1分36秒892 （Q1）
23 ロレンソォ・フロン（ホンダ） 1分37秒121 （Q1）
24 マクシミリアン・コフラー（KTM） 1分37秒359 （Q1）
25 アンディ・イズデイハール（ホンダ） 1分37秒411 （Q1）
26 エリア・バルトリーニ（KTM） 1分37秒760 （Q1）