バレンティーノ・ロッシが今季いっぱいでの引退を表明
2021/08/06
スティリアGPの開幕を控えた8月5日(木)、オーストリアのレッド・ブルリンクで、バレンティーノ・ロッシが記者会見を開き、今シーズンいっぱいで現役を退くことを発表した。
「サマーブレイク明けに来季に向けて決断すると言ってきたが、今シーズンいっぱいで現役を退くことにした。残念だけど、残りのシーズンがMotoGPライダーとしての最後のシーズンとなる。難しい決断であり、とても悲しい瞬間でもある。来年、ボクはバイクでレースをしない。約30年にわたってバイクでレースをしてきたが、来年、ボクの人生は変わる。これまでのレース人生は素晴らしく、とても楽しめたし、それは長い旅のようなものだった。本当に楽しかった。世界選手権を戦って、25、6年という事実は素晴らしい。ボクのために働いてくれたたくさんの人たちとの忘れられない瞬間が数多くあった。今言えることはこれだけだ」
「とても長いキャリアの中で幸いにも多くの勝利を収めることができた。忘れられない瞬間と勝利があった。これは純粋な喜びで、1週間笑顔で過ごし、10日経ってもまだ笑っていられたレースがあったことを覚えている。難しい決断だが、理解しなければならない。結局のところ、スポーツは結果が違いを生むと思うし、最終的にはそれが正しい方法だと考える。弟と一緒にMotoGPクラスで自分のチームのためにレースをするチャンスはあった。シーズンはまだ残っている。何レースあるかは分からないが、最後のレースはもっと難しくなるだろう。今のところは、自分のキャリアについては文句の付けようがないと思う」
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