全日本RR第5戦鈴鹿【J-GP3予選】尾野弘樹が2016年日本GP以来となるポールポジションを獲得
2021/07/17
全日本第5戦鈴鹿MFJ-GPのJ-GP3予選は尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)が制してポールポジションを獲得した。
事前テストが設定されなかったことから、木曜日に特別走行、金曜日に合同走行と通常よりも一日早く始まった。そして木曜日、金曜日ともにトップが尾野、2番手が小室旭(Sunny moto Racing)、3番手に細谷翼(realize racing team)と上位は固定。さらに両日共に尾野が2番手小室を1秒半ほど引き離していた。
迎えた予選日は、梅雨明けを思わせるほどの好天に恵まれた。J-GP3予選が行なわれた午前中から気温、湿度共に上昇。セッション開始早々に尾野が2分18秒743と2分18秒台にタイムを入れてリーダーボードのトップに君臨。セッション開始10分ほど経過すると木内尚汰(Team PLUSONE)が2分19秒362で2番手に浮上する。一方の小室、細谷は2分20秒台にとどまったまま時間が経過する。
残り3分。細谷が2分19秒台をマークするも木内には及ばず3番手。
残り1分。尾野が2分18秒537と自身のタイムを更新。文句なしのポールポジション獲得となった。細谷も自身のタイムを更新するも木内が2番手グリッドを守り、細谷は3番手ながらフロントロウを獲得。ポイントリーダーの小室は2列目4番手からのスタートとなった。
予選を終えた尾野は「全日本でポールポジションを獲得したのは初めてかも…。素直にうれしいです!」と笑顔。「木曜日、金曜日と練習走行ができた。走り出しから調子よかった。小さい頃から走ってきた鈴鹿サーキットは得意。今日は2分18秒台真ん中くらいという想定タイムを出せた」と語った。さらに決勝に向けては「ここはロングコース。小排気量クラスだけに予選結果とは違って混戦になるだろう。でも予選段階で悪くない持ちタイムがあるから、開幕戦以来の優勝をねらう」と勝利宣言を口にした。
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