全日本RR第3戦SUGO【JSB1000レース2】中須賀克行が独走優勝
2021/05/23
左から、2位の濱原颯道、優勝した中須賀克行、3位の清成龍一
全日本ロードレース選手権第3戦SUGOのJSB1000レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
決勝日の朝はコース上に雨水が残り、上空は雲に覆われていた。昼頃には青空も見えるほどに天候が回復。ところがJSB1000クラスのレース2が始まるころには再び不穏な雲に覆われた。
好スタートを切ってレースをリードしたのはポールシッターの中須賀。オープニングラップの3コーナーで津田一磨(BabyFace Powered by YOSHIMURA)が転倒。マシンがコース上に残ってしまったためにセーフティカー導入となった。
4周目にレース再開と同時に清成がトップ浮上。中須賀、亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)、濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)と続き、4台のトップグループが形成される。
5周目に中須賀がトップ奪還。ペースを上げてトップ独走体制に移行。清成、亀井、濱原は2位争いを開始。10周目に亀井がオーバーランを喫して、清成、濱原の一騎打ちに。それを尻目に中須賀はどんどんと差を広げる。
中須賀は15周終了時点で7秒近いアドバンテージを築いた。2位争いは亀井が挽回して再び清成、濱原と三つどもえに。14周目には清成のワンミスで濱原がグループトップに浮上。さらに亀井も清成をパスして表彰台圏内にカムバック。逆に清成はペースが上がらず、2位争いから脱落していく。
残り4周。中須賀は10秒近いアドバンテージを築いてトップを快走。2位争いは清成のペースが戻って再び3台に。
残り2周。亀井が2位集団のトップに浮上。しかし亀井は最終ラップで転倒。
中須賀は最後までペースを緩めることなく独走優勝。2位は亀井の転倒であっけなく濱原の手に。清成は漁夫の利で3位表彰台を得た。また、亀井はマシンを起こして再スタート。11位でチェッカーを受けた。
なお、JSB1000レース1は視界不良につきキャンセルされ、ポイントは公式予選正式結果に基づき2分の1ポイントが与えられた。
こんな記事も読まれています