MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャ＆リビエラ・ディ・リミニGP、Moto2クラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、エネア・バスティアニーニ（カレックス）が優勝した。

　Moto2クラスの決勝レースはドライコンディションでスタートしたが、25周の予定の5周目に差し掛かったあたりで雨が落ち始め、6周終了時点で赤旗により中断となってしまう。中断時点のトップはバスティアニーニ、2番手にルカ・マリーニ（カレックス）、3番手にチャビ・ビエルヘ（カレックス）という順位だった。

　レースは10周に短縮されクイックスタートで再開されたが、サイティングラップを終えてグリッドに着き、ウォームアップラップをスタートしたところで再び雨が降り始め、各車スリックタイヤで出走していたため、各ライダーは手を挙げて中断をアピール。再び赤旗が出されて2度目の中断となった。

　雨はそれ以上に降らず、10周のレースで再開。ビエルヘが好スタートを切るが、1周目にトップに浮上したバスティアニーニが後続を引き離し、1周目に約1秒のリードを取るとその後も独走。第4戦チェコGP以来となる今シーズン3勝目をマークした。

　終盤に追い上げたマルコ・ベゼッチ（カレックス）が2位に入賞。サム・ロウズ（カレックス）が3位に入り、今シーズン2度目の表彰台を獲得した。

　マリーニは4位に入賞。5位にマーセル・シュローター（カレックス）、6位にジェイク・ディクソン（カレックス）、7位にホルヘ・ナバーロ（スピードアップ）、8位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ（スピードアップ）、9位にトーマス・ルティ（カレックス）、10位にエクトル・ガルソ（カレックス）の順で続いた。

　長島 哲太（カレックス）は序盤は12番手前後を走行していたが、23位でゴール。ビエルヘは再スタートレースでも2番手を争っていたが、6周目の9コーナーでシュローターと接触転倒し、リタイアに終わった。

　ポイントランキングではマリーニがトップをキープ。優勝したバスティアニーニが5ポイント差のランキング2位につける。


MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャ＆リビエラ・ディ・リミニGP Moto2クラス決勝結果
１ エネア・バスティアニーニ（カレックス）
２ マルコ・ベゼッチ（カレックス）
３ サム・ロウズ（カレックス）
４ ルカ・マリーニ（カレックス）
５ マーセル・シュローター（カレックス）
６ ジェイク・ディクソン（カレックス）
７ ホルヘ・ナバーロ（スピードアップ）
８ ファビオ・ディ・ジャンアントニオ（スピードアップ）
９ トーマス・ルティ（カレックス）
10 エクトル・ガルソ（カレックス）
11 ニッコロ・ブレーガ（カレックス）
12 シモーネ・コルシ（MVアグスタ）
13 アロン・カネト（スピードアップ）
14 ロレンツォ・ダラ・ポルタ（カレックス）
15 ステファノ・マンジ（MVアグスタ）
16 マティア・パニーニ（カレックス）
17 マルコス・ラミレス（カレックス）
18 アウグスト・フェルナンデス（カレックス）
19 ハフィス・シャリン（スピードアップ）
20 エドガー・ポンス（カレックス）
21 ソムキャット・チャントラ（カレックス）
22 ボ・ベンスナイダー（NTS）
23 長島 哲太（カレックス）
24 アンディ・イズデイハール（カレックス）
25 ロレンツォ・バルダッサーリ（カレックス）
Ｒ ピオトル・ビェシェキルスキ（NTS）
Ｒ チャビ・ビエルヘ（カレックス）
Ｒ ジョー・ロバーツ（カレックス）
Ｒ カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン（カレックス）