MotoGP第3戦アンダルシアGP MotoGP決勝
2020/07/27
MotoGP第3戦アンダルシアGP、MotoGPクラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温36度、路面温度59度のドライコンディションで争われた。
ポールポジションからスタートしたファビオ・クアルタラロは好スタートでトップに立つと、序盤から後続にリードを取って独走。前戦に続いて2連勝を達成した。最高峰クラスのフランス人ライダーとしては史上初の2連勝となる。
クアルタラロが逃げた後、序盤はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が接戦の2番手争いを展開。序盤にロッシが2番手争いをリード。ビニャーレスはミラー、バニャーヤに交わされ、5番手に。その後、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)にも交わされ、レース中盤には6番手まで後退する。
この中から10周目にミラーが9コーナーで転倒し戦列を去り、11周目にはバニャーヤがロッシを交わしいて2番ン手に浮上。さらにロッシはモルビデリにも追いつかれる。ところが、17周目に入ったホームストレートでモルビデリがスローダウン。1コーナー先にマシンを止めてリタイアとなる。
そして、レース終盤に差し掛かった19周目にはバニャーヤのマシンから白煙が上がり、20周目のバックストレートでバニャーヤはマシンを止めてリタイアとなる。
これでロッシが再び2番手に浮上するが、一時後退していたビニャーレスが追いつき、終盤にはチームメイト同士でテールtoノーズのバトルを展開。残り1周となった24周目の9コーナー立ち上がりでビニャーレスがロッシをパス。そのままビニャーレスが2位に入賞。ロッシが3位でゴールし、ヤマハ勢が表彰台を独占した。
4位に中上 貴晶(ホンダ)が入賞。8番グリッドからスタートした中上は好スタートで序盤からトップ6前後をキープ。表彰台争いの背後で周回を重ね、3位にコンマ5秒差の4位に入賞。MotoGP自己ベストリザルトを更新した。
5位にジョアン・ミル(スズキ)、6位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、7位にポル・エスパルガロ(KTM)が入賞。アレックス・マルケス(ホンダ)がルーキートップとなる8位に入賞した。9位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が続き、前戦に負った右肩の負傷を抱えてレースに臨んだアレックス・リンス(スズキ)は10位に入賞。
ティト・ラバット(ドゥカティ)は11位、ブラッドリー・スミス(アプリリア)は12位、カル・クロッチロウ(ホンダ)は13位に入賞。
ブラッド・ビンダー(KTM)はスタート直後の1コーナーでミゲール・オリベイラ(KTM)に接触。オリベイラが転倒し、ビンダーとスミスがコースオフした。オリベイラはその場でリタイア。ビンダーは再スタートしたものの、12番手まで挽回した13周目の最終コーナーで転倒しリタイアに終わった。
ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は、9番手走行中の12周目の2コーナーで転倒しリタイア、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は8周目の2コーナーで転倒リタイア。イケル・レクオナ(KTM)は6周目の最終コーナーで転倒リタイアに終わった。
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右上腕骨折から手術を経て復帰したマルク・マルケス(ホンダ)は土曜日のフリー走行を走り、Q1に出走したもののタイムを記録せず。レース出場を断念した。
チャンピオンシップランキングでは2連勝のクアルタラロがランキングトップをキープ。10ポイント差のランキング2位にビニャーレス、ビニャーレスと14ポイント差のランキング3位にドビジオーゾの順で続く。中上はドビジオーゾから7ポイント差のランキング4位につけている。
次戦は2週間後にブルノで開催されるチェコGP。続いて、レッドブル・リンクで開催されるオーストリアGP、スティリアGPの3連戦となる。
MotoGP第3戦アンダルシアGP MotoGPクラス決勝結果
1 ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)
2 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
3 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
4 中上 貴晶(ホンダ)
5 ジョアン・ミル(スズキ)
6 アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)
7 ポル・エスパルガロ(KTM)
8 アレックス・マルケス(ホンダ)
9 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
10 アレックス・リンス(スズキ)
11 ティト・ラバット(ドゥカティ)
12 ブラッドリー・スミス(アプリリア)
13 カル・クロッチロウ(ホンダ)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
R フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
R ブラッド・ビンダー(KTM)
R ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
R ジャック・ミラー(ドゥカティ)
R アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
R イケル・レクオナ(KTM)
R ミゲール・オリベイラ(KTM)
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