ミサノでMotoGPとSBKのプライベートテストが実施
2020/06/26
イタリアのミサノ(ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリ)で6月23日から25日まで行なわれていたMotoGPクラスのプライベートテストは3日間の日程を終了した。
このテストにはアプリリア、KTM、ドゥカティ、スズキの各チームが参加。コンセッションを持つアプリリアとKTMは、レギュラーライダーのアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ポル・エスパルガロ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ミゲール・オリベイラ(KTM)、イケル・レクオナ(KTM)に加えて、テストライダーで再開後のレースに代役参戦する予定のブラッドリー・スミス(アプリリア)とロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が参加。スズキはシルバン・ギュントーリ(スズキ)、ドゥカティはミケーレ・ピロ(ドゥカティ)のテストライダーのみが参加した。
アプリリアは、6月29日までに2020年と2021年に使用するエンジン仕様を決定するため、2月にオフィシャルテストで課題に挙げていたエンジンの信頼性を確認。KTMは24日までの2日間でテストを実施し、レース再開に備えた準備を行なった。
スズキはギュントーリが、開発の方向性を確認する目的で新旧のシャーシを比較。セットアップ、電子制御、タイヤのテストプログラムにも取り組んだ。ドゥカティはピロがテストプログラムを継続しながら、電子制御の改善を行ない、3日間合計で4.8レースの距離に相当する178ラップを周回した。
また、オフィシャルタイヤサプライヤーのミシュランが、再舗装されたミサノの路面を確認するために、参加メーカーの協力を得て、新しいアスファルトに関するデータを収集した。
プライベートテストのためタイムは公開されていないが、最終日にアレイシ・エスパルガロがベストラップを記録した。
また、2日目の24日からはSBKチームもテストに合流。ドゥカティのスコット・レディング(ドゥカティ)とチャズ・デイビス(ドゥカティ)、カワサキのジョナサン・レイ(カワサキ)、アレックス・ロウズ(カワサキ)らが参加し、レース再開に向けてテストに取り組んだ。25日にレディングが非公式ながら、1分33秒067のトップタイムを記録している。
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